国内第1弾にして決定版か スマートスピーカーで家電の電源操作ができるWi-Fiプラグ「HS105」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

» 2018年04月25日 16時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 一般的な家電製品の電源を、スマートスピーカーに話し掛けることでオン・オフしたい場合、リモートで制御可能な電源プラグを利用するのが手っ取り早い。こうしたプラグを家電製品の根元に取り付けることで、コンセントの部分で通電をカットしたり、逆に通電させたりするわけだ。

 有名な製品としては、本連載でも以前紹介したオーム電機「OCR-05W」のような「リモートプラグ」があるが、これにはネットワーク機能がなく赤外線リモコンで操作する方式なので、スマートスピーカーから直接操作できず、別途スマートリモコンを導入する必要があった。

 今回紹介するTP-Linkのスマートプラグ「HS105」は、「Amazon Echo」と「Google Home」のいずれにも対応しており、スマートリモコンを使わなくとも、これらスマートスピーカーから直接電源のオン・オフが可能な製品だ。

 海外では(競合製品も含めて)既に多数リリースされているジャンルだが、日本ではコンセント形状の違いや、「技適」取得などの問題があり、このHS105が実質第1弾のスマートプラグとなる。既にAmazon Echoとのセット販売も行われているHS105を入手したので、レビューをお届けする。

HS105 TP-Linkのスマートプラグ「HS105」。大柄な1口プラグといった外観
HS105 側面のボタンを用いて、手動での電源オン・オフにも対応する

ほんの5分で設定完了

 HS105は、コンセントの根元部分に取り付け、電源をもとからオン・オフするという仕組みだ。つまり家電製品本体の電源スイッチを使わずに、コンセントの根元からプラグを引っこ抜いたり、差したりという操作を仮想的に行う製品ということになる。

 それ故、PCやHDDレコーダーなど、本体側で終了操作を行う製品に使うのはNGで、また暖房器具などへの使用に当たっては十分に留意する必要があるが、それさえ気を付ければ、コンセントから電源を得て駆動するあらゆる家電製品で利用できる。Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)経由で信号を送受信するため、赤外線のように障害物で信号を遮られることもない。

HS105 製品パッケージ。日本語化されており、もちろん技適も取得済みだ
HS105 日本語版の設定ガイドなども付属する
HS105 本体の裏面。最大負荷は14A、最大出力は1.40KW。技適マークもきちんと印刷されている

 利用に当たっては、まず専用のスマートフォン用アプリ「Kasa」をダウンロードしてHS105を認識させ、スマホからコントロールできるようにする。その後、Amazon AlexaもしくはGoogleアシスタントと連係させることで、各スマートスピーカーから利用できるようになるという流れだ。

 これらの設定手順はスマートリモコンなどとよく似た流れだが、信号を学習させる必要はないので、設定は実にスムーズ。ほんの5分もあれば完了する。

HS105HS105 利用に当たってはスマホの設定アプリ「Kasa」を利用する(画像=左)。iOS版とAndroid版で若干アプリ名が異なる。まずはユーザー登録(画像=右)。メール認証を経てログインする
HS105HS105 位置情報を設定する(画像=左)。日の出日没に合わせてオン・オフするシーン機能のための設定だが、スキップすることも可能だ。KasaはHS105専用のアプリではないので、ここでどの製品を使うかを指定する(画像=右)
HS105HS105 本体を電源に差し込み、LEDが赤から青へと変わるのを待つ(画像=左)。HS105のSSIDへと切り替え、Wi-Fiの設定を行う(画像=右)
HS105HS105 アイコンを選んだ後、端末名を設定する(画像=左)。今回はデフォルトの「マイスマートプラグ」のままとした。ネットワークへの接続が完了すれば、セットアップも完了だ(画像=右)
HS105HS105 Alexaアプリに認識させるには、「スマートホーム」を開いて「デバイスの追加」で検出を実行すればよい(画像=左)。今回「ランプ」という名前で登録していることからも分かるように、Kasaアプリ上での名前と異なっていても構わない。Google Homeアプリに認識させるには、「スマートホーム」を開いて「デバイスの追加」を選択し、リストから「TP-Link Kasa」を選んでユーザー名とパスワードを入力する(画像=右)。端末名を変更する場合は、いったん設定を完了させた後にGoogleアシスタントから行う
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