デルは10月23日、年末商戦期向けの新製品として「ALIENWARE AURORA」の新モデルと、新しい15型ゲーミングノートPC「ALIENWARE m15」を発表した。同日行われた発表会には、米DellでALIENWAREのグローバルプロダクトマネジャーを務めるエディー・ゴヤネス氏が登壇し、新モデルの特徴を解説した。
ゲーミングデスクトップPCのALIENWARE AURORAは、既存モデルのケースを引き継ぎつつ、内部アーキテクチャを刷新。先日発表された第9世代Coreと、GeForce RTX 20シリーズを採用するシステムに生まれ変わった。詳細なスペックは明らかにされていないが、最大で8コア・16スレッド動作のCore i9-9900K搭載モデルが用意される。なお、国内では11月20日の発売が予定されている。
また、モデルチェンジにあわせて、イルミネーション設定やオーバークロック制御を行う専用ソフト「ALIENWARE Command Center」を再設計し、各機能を1つのユーザーインタフェースに統一している。「(新システムで)ピュアゲーミングだけでなく、4Kや録画、配信などゲーマーの可能性が広がった。最新のゲームからHTC VIVEやOculusなどのVRまで、AURORAがベストチョイスになる」(ゴヤネス氏)
一方、ゲーミングPCのALIENWARE m15は、これまでALIENWAREブランドで展開してきた13型から17型モデルのうち、ポータビリティを重視した13型に代替する形で投入される。このため、15型ディスプレイを搭載しつつも、ボディーの厚さは約21.1mm、重量は約2.16kgと、13型のAlienware 13よりも軽く、薄いのが特徴だ。また、ALIENWAREブランドで初めて狭額縁ディスプレイを採用している。
CPUには第8世代Coreを採用、グラフィックスはGeForce GTX 1060(OC版)とGTX 1070 Max-Qの選択肢を用意。ディスプレイも4Kパネルや144Hz駆動のフルHDを選べる。
連続動画再生時のバッテリー駆動時間は、オプションの90Whバッテリーで10.6時間、標準の60Whバッテリーで7.1時間となっている(なお、CPUとGPUへの負荷が高いゲームプレイ時の駆動時間は、(タイトルによっても異なるが)それよりもかなり短くなると予想される。バッテリーは着脱式ではなく単体販売もされないため、BTO選択時に選ぶ必要がある。カラーバリエーションはエピックシルバーとネビュラレッドの2色。ALIENWAREのノートPCで初めてレッドモデルが登場している。
国内発売日は10月30日。構成別に4モデルを用意し、カスタマイズにも対応する。価格は18万4980円から(送料込み・税別)。
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