クリエイティブな環境を持ち歩く――14型ノートPC「DAIV-NG4500E1-S2」(1/2 ページ)

» 2017年04月05日 13時04分 公開

クリエイター向けの性能を持つ持ち運び可能なノート

持ち運べるクリエイター向け14型ノートPC

 写真の現像や動画の編集、デジタルイラストや3Dグラフィックスを制作する場合、ソフトウェアの性能を引き出すためには、ある程度の3Dグラフィックス性能が必要となることが多い。しかし、3D性能を追求したクリエイティブPCというと大型のタワータイプや大型のノートPCが多く、持ち運びなどができるモデルは限定される。

 また、流通数やコストパフォーマンスの関係でゲーミングノートPCを選ぼうという人もいるだろう。しかし、ゲーミングノートPCはネットワーク回りやLED系の装飾などにより価格が高くなることも多い。

 今回紹介する「DAIV-NG4500E1-S2」は、12万4800円(税別)とラインアップの中では比較的安価なモデルだ。14型液晶で重さ約2.1kgというギリギリ持ち運べるサイズながら、外部GPUに「GeForce GTX 1050」を搭載し、CPUにも強力な処理性能を持つCore i7-7700HQ(2.8GHz/最大3.8GHz)を搭載する。なお、最近では利用する機会の少ない光学ドライブは用意されていない。

「DAIV-NG4500E1-S2」

 2.1kgというボディーは、モバイル機としては重量があるものの、前述のようにデスクトップ並みの処理性能を持つPCとしては軽量な部類と言える。また、イラスト制作などの場合、大容量メモリが必要になることが多いが、本製品は標準で8GB、最大で最大32GBまでメモリ増量が可能となっている。ストレージはSerialATA接続の容量240GBのSSDが1台となっている。BTOメニューでNVM Express SSDを追加することも可能だ。

 本体のサイズは約349(幅)×247(奥行き)×25.4(高さ)mm。カバンなどに入れるには大きめではあるが、写真の通り四隅の角が取られていること、全体的にフラットなデザインであることなどから、カバンなどに引っかかりなく入れやすいように工夫されている。ボディー自体は剛性のあるしっかりした作りになっている。ACアダプターは本体部分のサイズが実測で148(幅)×75(奥行き)×12.7(高さ)mm。外出時には両方持ち歩く必要がある。高いスペックを考えても、普段の持ち歩きというよりは、長期の出張といった外出時に持ち運べるデスクトップ環境と考えたほうがよいと思われる。

本体前面/背面

本体左側面/右側面

 キーボードはLEDバックライトを搭載しており、照明の暗いホテルや機内でも作業しやすい。この明るさは任意に調整できる点も優れている。キーピッチは横が約18.75mmと十分な間隔が確保されている。キートップはほとんどのキーが縦横15×15mmと大きめ。Enterキーの周辺のキーは横幅が30mmほどの大型の変則タイプもあるが、慣れでカバーできる範囲だ。スイッチの感触は軽いタイプで、キーストロークは約1.5mmあるため、長時間のタイピングでも疲れにくい。タッチパッドも横180×縦57mmの大型タイプ。ボタンは独立したタイプで押し間違いしにくい。

キーピッチ約18.75mmのキーボード

 液晶ディスプレイは前述の通り非光沢のノングレアパネル。標準では明るめでコントラストはやや控えめ。光沢タイプのパネルはコントラストが高くなるため見栄えはよいが、、集中が要求されるコンテンツ作成作業の場合、照明などの映り込みがあると気になることがある。

 実際に使ってみると14型という画面サイズは、可搬性と作業性がギリギリ両立する最適な大きさだと感じる。解像度は1920×1080ピクセルのフルHD。本体単体でもそれなりの作業エリアが確保できるが、外部ディスプレイ端子などを通じて外部ディスプレイを接続すれば、作業スペースを拡張することも可能だ。

14型フルHD液晶ディスプレイを搭載

 大型ノートということもあり拡張性も充実している。本体左側面には前述の映像端子が並ぶ。mini DisplayPort×2、HDMI、そしてUSB 3.0とType-C形状のUSB 3.1、音声端子、S/PDIF端子が搭載されている。右側面には、マルチカードリーダー、USB 3.0×2、LAN端子という順で並ぶ。背面側はACアダプタ接続用のコネクタのみとなっている。拡張性に不足を感じることはまずないだろう。

クリエイター向けPCとしての性能は十分

 では実際にベンチマークテストを使って実力を検証していこう。本製品の仕様を列記しておくと、CPUはクアッドコアのCore i7-7700HQ(2.80GHz/最大3.80GHz)、メモリはPC4-19200 DDR4 8GB、グラフィックスチップはGPUにGeForce GTX 1050。グラフィックスメモリはシステムメモリからのシェアで標準では2GBに設定されている。最大で4GBまで割り振ることができる。

 ただし、この場合は本体メモリを増設しないと、画像編集などの処理性能に影響が出るだろう。それに加えてCPU内蔵Intel HD Graphics 630のハイブリッド構成になっている。通常は自動選択となっており、3D性能などを必要としないアプリケーションの処理ではIntel HD Graphics 630を使用する仕様だ。

CPUにはKaby Lake世代のクアッドコア「Core i7-7700HQ」を搭載している。CPUコアはL3キャッシュの容量は6MB。ターボ・ブースト利用時には3.80GHzで動作する

GPU-Zで詳細を表示させたGeForce GTX 1050。動作クロックなどもデスクトップ用のGeForce GTX 1050と同等の性能になっている(画面=左)。CPUに内蔵されたIntel HD Graphics 630。外部GPUであるGeForce GTX 1050と比べると省エネであるのが特徴。通常はアプリケーションの種類などに合わせて切り替えて使用する(画面=右)

 システムストレージはSerialATA 3.0接続の256GB SSD。OSは64bit版Windows 10 Homeなっている。なお、3Dグラフィックス系ベンチマークでは、GPUの切り替えがうまく動作しないことがあるため、NVIDIAコントロールパネルからGPUをGeForce GTX 1050に固定した状態で計測している。また、ゲーム以外では、画像や動画編集系アプリケーションではGPUの切り替えが機能しないことがある。外部GPUがあるのに思ったよりも速くないなと思ったらこの設定を疑ってみると良いだろう。

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