6コアCPUと外部GPUを搭載して税別10万円切り! ハイスペノートPC「m-Book K」レビュー(1/3 ページ)

» 2018年07月03日 15時16分 公開

 マウスコンピューターのm-Book Kシリーズは、パワフルな処理性能とコストパフォーマンスが光る15.6型液晶ディスプレイを搭載したスタンダードノートPCだ。

 CPUに6コアの第8世代Core、外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX150を搭載しながら、最小構成では9万9800円(税別)から購入できる。メモリやストレージの容量もBTOで柔軟に選択でき、写真や動画の編集などを含め、幅広い用途を快適にこなせるPCとなっている。

パワフルな処理性能と15.6型液晶ディスプレイを備えながらリーズナブルなプライスで販売されるハイコスパなスタンダードノートPCだ

 同社の直販サイトでは、5種類のベースモデルが用意され、それぞれBTOでカスタマイズしてオーダーできるが、今回はSSDとHDDのデュアルストレージ構成を採用する「m-Book K690XN-M2SH2」を評価機として入手した。性能や使い勝手をレビューしよう。

製品名 m-book K690XN-M2SH2
CPU Core i7-8750H
メモリ 16GB(PC4-19200S SO-DIMM 8GB×2)
ストレージ 256GB SSD(Serial ATA 6Gb/s)
グラフィックス機能 NVIDIA GeForce MX150、Intel UHD Graphics 630(CPU内蔵)
画面 15.6型液晶ディスプレイ、1920×1080ピクセル
通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth v5
カメラ 100万画素
主なインタフェース SDメモリーカードスロット、USB 3.1(Type-C)、USB 3.1、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、D-Sub15ピン、ヘッドフォン出力、マイク入力
OS Windows 10 Home 64bit
バッテリー駆動時間 最大6.7時間
サイズ(幅)×(奥行き)×(高さ) 378×267×25.4〜35.8mm
重量 約2.4kg

スリムなフォルムのシンプルなボディー

 ボディーのサイズは、378(幅)×267(奥行き)×25.4(高さ)mm(突起部含まず)だ。底部奥のバッテリー部分のみ少し張りだし、ゴム足もあるため厚みがある。それを含めると厚みは35.6mmになる。重量は約2.4kgだ。据え置きでの利用が前提の製品だが、スリムなボディーで扱いやすく、室内で移動して使うのは苦にならない。

 シャープにカットされたフォルムだが、オールブラックのカラーリングにロゴのみを配置したシンプルなデザインは派手すぎず、オフィスやリビングなどでも浮いた印象を与えず、違和感なくフィットしそうだ。

オールブラックのカラーリングで、中央にライトグレーのロゴを配置したシンプルなデザイン
底部には着脱式のバッテリー(47Wh)を搭載している。バッテリーの公称駆動時間は約6.7時間
ACアダプターは、90W仕様。本体の実測サイズは、約50(幅)×125(奥行き)×31(高さ)mmだ。ACケーブル込みの実測重量は426gだった。ACケーブルが3ピンなので少し太いが、出張や旅行の際にたまに持ち出すのは苦にならない。

第8世代で6コアになったCore i7を搭載

 CPUはCore i7-8750Hを採用する。開発コードネーム「Coffee Lake-H」で知られる第8世代Coreの高性能ノートPC向け(TDP45W)モデルだ。

 このCore i7-8750Hは、第7世代のCore i7-7700HQの後継にあたる存在だが、4コア・8スレッドから6コア・12スレッドに強化されるとともに、最大周波数も4.1GHzとなり、パフォーマンスが大幅に向上している。

CPU-Zの画面。CPUには第8世代CoreシリーズのCore i7-8750Hを採用。第7世代のCore i7-7700HQの後継にあたる存在だが、4コア・8スレッドから6コア・12スレッドに強化されており、大幅にパフォーマンスがアップしている
HWiNFO 64で仕様を確認してみると、Core i7-8750Hは、全コアアクティブ時でも最大3.9GHzまでブーストする仕様となっている

GPUにはNVIDIA GeForce MX150を採用

 CPUのCore i7-8750Hは、GPUコアとしてIntel UHD Graphics 630を統合しているが、本製品はこれとは別に外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX150も搭載している。NVIDIA GPUとしてはエントリークラスだが、Intelの内蔵GPU(Intel HD Graphics 620)と比べて最大4倍の3D描画性能を持つ。

 また、Photoshop CCやPremiere Pro CCなどNVIDIAのGPUアクセラレーションに対応したアプリが多くあり、互換性などの実績も高いため、NVIDIA GPUは、クリエイティブでの需要も強くある。

GPU-Zの画面。NVIDIA GeForce MX150のスペック。Intelの内蔵GPU(Intel HD Graphics 620)と比べて最大4倍の3D描画性能をうたっている。CUDAコアの数は384。
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