「冬のボーナス需要もあってM.2 SSDの人気が加速」――アキバのSSD事情週末アキバ特価レポート(1/2 ページ)

» 2018年11月17日 12時21分 公開
[古田雄介ITmedia]

 TSUKUMO eX.が週末の見どころとしてプッシュするのがSSDだ。「これまでのHDDの値下がりをしのぐペースで全体的に値下がりしています。2.5インチタイプなら高速モデルでも500GB級で税込み1万円を切っていたりしますし、NVMe M.2の1TBでも同2万5000円切りが普通に選べる状況です」という。

TSUKUMO eX.のSSD特価POP

 同店の場合、Samsungの2.5インチSATAモデル「860EVO」の500GBが税込み9979円、NVMe M.2「960EVO」の1TBが同2万4624円となっていた。また、他社モデルもつられて値下がりするようになっているとか。「Samsungがけん引した感じの値動きになっていますが、いろいろな理由が重なっての動きではないかと思います。このまま年末までいきそうな気配もありますね」と話していた。既に冬のボーナス見込みの先買いなどで普段以上に好調に売れているそうだ。

 こうしたSSDの値下がりは他のショップでも見られる。例えば、パソコンSHOPアークはSamsungのNVMe M.2「970EVO」の500GBモデルが同1万7990円、WesternDigitalのM.2(SATA接続)「WD Blue」500GBモデルが同8480円で買える。「大容量HDDも安いんですが、すでに持っている容量で足りているという人が増えてきた印象があります。ノートのストレージを換装する目的も含めて、やはりM.2 SSDが目立っていますね」とのことだ。

パソコンSHOPアークの週末特価POP

 低価格帯では、SUNEASTの「SE800」シリーズの値付けが注目を集めている。取り扱うテクノハウス東映では、2.5インチ480GBモデルが同7780円で、店内のSSDのなかで一番人気になっているという。「SUNEASTが安さをけん引しているところはありますが、SE800シリーズが目立つようになってからは人気がそちらに集中してしまいました。これだけ安いので、『ボリュームもSSDで』という気持ちにさせているところはあるでしょうね」

テクノハウス東映に並ぶSUNEAST「SE800」シリーズ
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