Dellは1月8日(米国太平洋時間)、新型モバイルノートPC「XPS 13(9380)」を発表した。米国での販売価格は899.99ドル(約9万8000円)からで、同日から一部モデルの受注を開始している。
(日本での発売は未定)
XPS 13(9380)は、DellのプレミアムPCブランド「XPS」における13.3型モバイルノートPC「XPS 13」の2019年モデルに相当する。
XPS 13といえば3辺狭額縁のディスプレイが特徴だが、従来モデルではその影響でWebカメラ(インカメラ)が画面の下部に配置され、ビデオ会議やWebキャストをする際に「うつむき気味」な写りになるという問題が発生していた。
そこで、2019年モデルでは高さ2.25mmという超薄型カメラモジュールを採用。Webカメラを画面上部に移動。先述の問題を解消した。
なお、先代の2018年モデル「XPS 13(9370)」では顔認証用の赤外線カメラを搭載していたが、2019年モデルでは搭載していない。その代わり、というわけではないが、電源ボタンと一体化した指紋センサーをオプションとして用意している。
ディスプレイは全て液晶で、以下の構成の中から選択できる。
いずれのディスプレイも、sRGB規格に定める色空間を100%再現しており、「Windows HD Color」「Dolby Vision」規格のHDR(高ダイナミックレンジ)表示に対応している。輝度は400nitsだ。
プロセッサは第8世代Coreプロセッサ(Wiskey Lake)を搭載しており、以下の中から選択できる。
メインメモリはLPDDR3のオンボード(増設不可)で、容量は4GB、8GB、16GB(いずれもデュアルチャネル)から選択できる。SSDはPCI Express接続で、容量は128GB、256GB、512GB、1TB、2TBから選択できる。
ポート類は、本体左側面にThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子×2、右側面にmicroSDXCメモリーカードスロット、USB 3.1 Type-C端子とイヤフォンマイク端子を備えている。
Thunderbolt 3端子とUSB 3.1 Type-C端子はいずれもUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort出力にも対応。本体への電源供給はUSB PDで行うことになる。
左側面には、バッテリーの残量を示すLEDランプが付いており、ランプ横のボタンを押すと20%刻みで残量が分かるようになっている。
本体サイズは302(幅)×199(高さ)×7.8〜11.6(奥行き)mmで、最軽量構成の重量は1.23kgとなる。
(取材協力:Consumer Technology Association)
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