先週、各ショップの新入荷で物理的に目立っていたのは、GIGABYTEのZ390マザー「Z390 AORUS XTREME WATERFORCE」だ。税込み価格は11万9000円前後。
Z390 AORUS XTREME WATERFORCEはAquantia製の10GbEコントローラーや2基のThunderbolt 3端子を搭載したE-ATXモデルで、RGB LEDを内蔵した専用の水枕を使って冷却する構造になっているのが特徴だ。
水枕はCPUとVRM、チップセット周辺をカバーしており、3本あるM.2スロットの放熱板のうち2本ともつながっている。水冷ポンプ等は付属せず、他社の水冷キットと組み合わせて使う。フィッティングはG1/4インチだ。
マザーボードとしても高価な製品だけあり、各ショップの入荷数は控えめだが、「ニッチだけと売れるでしょう」といった読みが多い。パソコンSHOPアークは「マザーボードに最適化した公式の水枕が使えることに価値を見いだす人はいると思います。光る部分がかなり増えますし、マシンのビジュアルを追求する一部の人には刺さるんじゃないでしょうか」とコメントする。
同時に、マザーボードとしては規格外と思える箱の大きさについての言及も多かった。別のショップは「2014年年末のGeForce GTX 980カード3連モデルもそうでしたが、GIGABYTEは肝いりの特別仕様モデルの箱がやたらとデカいんですよね。派手で大きいが正義、みたいな。ほほえましいのですが、売り場のスペース的にはちょっと悩ましいなと思ったりすることもあります」と苦笑する。
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