AmazonのFireタブレットをスマートディスプレイとして使う「Showモード」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

» 2019年04月15日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

「ハンズフリーモード」と「Showモード」の違いとは

 最初に、ハンズフリーモードを試してみよう。前述の通知領域で「Alexaハンズフリー」を有効にしておくと、「アレクサ」というこちらからの呼びかけに、Fireが応答するようになる。

 ホームボタンを押さず、呼びかけだけで反応するのが、ハンズフリーモードという呼び名の由来だ。ちなみにこのモードは通常のFire HD 10の画面上で実行され、タブレットとして使っている従来の画面との違いは特にない。

Fire HD 10 ハンズフリーモードを有効にしても、Fireタブレットのホーム画面は特に変化がない
Fire HD 10 呼びかけると画面下の青色のバーが発光して知らせてくれる。Alexaデバイスではおなじみのインタフェースだ
Fire HD 10 天気を表示したところ。後述のShowモードと異なり、基本的に全情報を1つの画面に収めるというコンセプトのようだ

 例えば、「アレクサ、週間天気予報を教えて」と尋ねると、画面にその詳細を表示するとともに、音声でも回答してくれる。この他、タイマー機能や音楽再生、さらにはスマートリモコンと連携しての家電製品の操作に至るまで、Echo Showと(ほぼ)同様の操作が行える。

 秀逸なのは、この操作はホームボタンを押さないだけでなく、Fire本体の画面がスリープ状態でも反応することだ。わざわざ、電源ボタンを押してスリープ状態から復帰させる必要がないのは大変便利だ。

 では、もう1つの「Showモード」はどんな動作をするのだろうか。通知領域もしくは設定画面から「Showモード」をオンにすると、Echo Showとそっくりの画面がホーム画面として表示されるようになる。つまり、タブレットからAlexaを呼び出すのではなく、常時Alexaデバイスとしてふるまう形になるわけだ。

Fire HD 10 Showモードでのホーム画面。Echo Showのそれとそっくりだ。ちなみに、音声で「アレクサ、Showモードに切り替えて」と呼びかけてこの画面に切り替えることも可能だ
Fire HD 10 Fire HD 10に呼びかけると、画面下の青色のバーが発光して知らせてくれる。これはハンズフリーモードと同じだ
Fire HD 10 天気を表示したところ。文字サイズはやや大きめで、情報が入り切らない時は2画面以上に分かれて表示されることもある

 その後、音声で尋ねることで、詳細な情報を音声および画面で表示してくれるが、前述のハンズフリーモードとの違いは大きく分けて2つ。1つは、画面に表示される文字のサイズが大きいことだ。

 このモードはEcho Showなどと同じく、やや離れたところからでも画面が見えることを想定した設計になっている。そのため、文字サイズを大きくし、視認性を高めているという訳だ。手に持って使うのではなく、スタンドなどに立て掛けて使うことを考えれば、なるほどこうなるのだろうと納得する。

Fire HD 10 先ほどの天気予報の画面を、ハンズフリーモード(左)とShowモード(右)で比較したもの。Showモードの方が明らかに文字サイズが大きい

 もう1つは、Alexaとのやりとりが終わったあとの挙動だ。ハンズフリーモードであればFireのホーム画面に戻るか消灯する形になるが、このShowモードではニュースや話題などのコンテンツがローテーション表示され、画面が消灯しない(ケーブルが接続されたままであることが前提だが)。

 従って、何らかの情報を常時表示しておきたい人にはShowモードが向いているが、これらが視界に常時入ると煩わしいと感じる場合は、ハンズフリーモードにとどめておいた方がよいだろう。

 ただし、ハンズフリーモードの場合、画面が消灯していると、それがスリープ状態なのか、あるいは電源オフなのか、目視では区別できない。いざという時に使えない可能性があることは、念頭に置いておくべきだろう。

Fire HD 10 Showモードではホームコンテンツがローテーション表示され、画面が消灯しない。ただし、ケーブル経由で給電中であることが前提だ

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