GeForce GTX 1650はライトゲーマー層に福音をもたらすのか:エントリーグレードのTuring登場(2/3 ページ)

» 2019年05月01日 07時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

1280×720は高画質が狙え低画質なら1920×1080も狙える性能

 今回は、ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 OCをベースに、比較対象との検証を行った。比較対象はGeForce GTX 1050 Ti(MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP)、そして価格的に釣り合うRadeon RX570(Sapphire NITRO+ RADEON RX 570 8G GDDR5)の2枚だ。さらに、直近に計測したGeForce GTX 1660の結果も加えた。部分的にOCモデルだが、市販のモデルもOCモデルが多いのでそのまま計測する。

検証環境
CPU Intel Core i9-9900K(8コア16スレッド、3.6GHz〜5.0GHz)
マザーボード ASRock Z390 Taichi(Intel Z390)
メモリ Kingston HyperX Predator DDR4 RGB HX429C15PB3AK4/32(DDR4-2933 8GB×4、DDR4-2666で使用)
グラフィックスカード ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 OC、MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP、Sapphire NITRO+ RADEON RX 570 8G GDDR5
SSD Intel Optana SSD 800p SSDPEK1W120GA01(Optane NVMe 118GB)+WesternDigital WD Black NVMe SSD WDS100T2X0C SSD1TB(3D TLC NVMe 1TB)
電源 Corsair HX1000i(80PLUS Platinum)
OS 64bit版Windows 10 Pro

 まずは3DMarkから見ていこう。GeForce GTX 1650のポジションは、GTX 1050 TiとGTX 1660の間だが、どちらかと言えばGTX 1050 Ti寄りだ。GeForce GTX 1660との間には、CUDAコア数の差もあり、メモリバス幅の違いもある。セグメント的には異なる印象が強い。

GTX 1650 3DMark(Overall)のテスト結果

 ゲームテストは、Far Cry 5、Shadow of the Tomb Raider、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク、ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク、そしてWorld of Tanks enCoreを計測した。

 Far Cry 5は、1280×720ピクセルの解像度であればどのプリセットでも楽しめる。1920×1080ピクセルの場合は、GeForce GTX 1050 Tiだと中プリセットでもややフレームレートの不足を感じるが、GTX 1650の場合は問題ない。一つ上の高プリセットも60fpsに近いので今回のようなOCモデルならばなんとかなりそうだ。

GTX 1650 Far Cry 5のテスト結果(1280×720ピクセル)
GTX 1650 Far Cry 5のテスト結果(1920×1080ピクセル)

 Shadow of the Tomb Raiderは、Far Cry 5よりも若干重いため、GeForce GTX 1050 Tiの場合はよくて高プリセットあたりのところ、GTX 1650は最高プリセットでもプレイ可能なフレームレートが得られた。一方、1920×1080ピクセルについてはGeForce GTX 1650でも60fpsにはフレームレートが足りない。低プリセットであれば66fpsが得られたので、スムーズな画面で楽しみたい場合は低プリセットがお勧めだ。

GTX 1650 Shadow of the Tomb Raiderのテスト結果(1280×720ピクセル)
GTX 1650 Shadow of the Tomb Raiderのテスト結果(1920×1080ピクセル)

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONはかなり重いタイトルなのだが、1280×720ピクセルならGeForce GTX 1650でかなり快適に楽しめる。例えば軽量品質は「とても快適」、標準品質なら「快適」評価だ。高品質の場合は「やや快適」評価なので、多少スムーズさに欠けた。なお、GeForce GTX 1050 Tiは順に「快適」「快適」「普通」評価なので、GeForce GTX 1650と比べるとフレームレート不足を感じる。

GTX 1650 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONのテスト結果(1280×720ピクセル)

 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターは、スコアではなくフレームレートで見てみよう。1920×1080ピクセルの場合、GeForce GTX 1650は60fps超が得られていて、一つ上の2560×1440ピクセルでも30fpsを超えることができた。3840×2160ピクセルはさすがに難しいが、これは今回比較した全てのGPUで同じだ。

GTX 1650 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターのテスト結果

 World of Tanks enCoreは、今回比較した中で最も非力のGeForce GTX 1050 Tiでも、最高プリセットで「素晴らしい結果」なため負荷はかなり低い。その上でGeForce GTX 1650はGTX 1050 Tiに対して2000ポイント近いリードを示しているので、より快適であることは間違いない。このクラスのゲームが楽しめるとなれば、マインクラフトに軽量の影MODを導入するくらいは何ら問題ないだろう。

GTX 1650 World of Tanks enCoreのテスト結果

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