1989年に米国で設立されたMad Catzは、個性的なゲーミングデバイスを展開し、コアなファンを多数獲得してきた。しかし、ゲーム機「M.O.J.O.」事業の失敗などがあり、2017年3月に破産してしまったが、間もない2018年1月に香港資本でMad Catz Globalとして復活。以後は米国などで製品展開をしていたが、このたび廣瀬無線電機が販売代理店となり、日本市場へ再参入を果たした。
発表会では、General ManagerのBill Lo氏が登壇。再スタートにあたってのミッションとして「Dare to Lead」を掲げ、「テクノロジーに投資し、ゲーミングデバイスをさらに上のレベルへ引き上げていく」と意気込みを語り、レーザー式の「Thorスイッチ」など開発中の技術を紹介した。
さらに、品質最優先の開発体制もアピールした。具体的には、デザイン故障モード影響分析(DFMEA)や故障モード影響分析(FMEA)といった評価システムに加え、量産前の製品をゲーマーなどに使ってもらい、フィードバックを吸い上げる「フォーカスグループ」システムを導入しているという。ゲーマーの声を大事にする姿勢も強調した。
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