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Windows 7の延長サポート終了に向けて気になる動き Cortanaの行く先は?Windowsフロントライン(1/2 ページ)

» 2019年09月05日 07時30分 公開

Windows 7 ESUを1年“無償”で提供するプロモーション

 Windows 7の延長サポート終了(EOS)となる2020年1月14日まで半年を切った状態になったが、多くの顧客は既に移行を進めている中で、大企業などでも一部のPCの移行が間に合わないという要望に合わせて、有償でサポートを継続する「Windows 7 Extended Security Updates(ESU)」の提案を行うなど準備は着々と整いつつある。かつてWindows XPのサポート終了で起きた騒動の数々を再現することのないよう、根回しを進めてきた具体的な成果を間もなく見られることだろう。

 一方で、以前まで提案されていた完全有償のESUとは別に、条件を満たしたユーザーに対して「1年間無償でESUを提供する」というオプションを用意したようだ。

 Computerworldが報じているが、Windows 7とOffice 2010のEOSに関するFAQをまとめた文書の中に、「Windows 7 Extended Security Updates(ESU)Promo with Windows E5 and Microsoft 365 E5」という項目があり、Windows 10 Enterprise E5、Microsoft 365 E5、Microsoft 365 E5 Securityのいずれかにアクティブなサブスクリプションのライセンスを持つEA(Enterprise Agreement)、並びにEAS(Enterprise Agreement Subscription)の契約を行ったユーザーに対し、ESUの1年間限定での(無償)提供を行うプロモーションが紹介されている。

 対象となるのは2019年12月31日までに条件を満たしたユーザーで、“有償”では最大の特典が得られるE5のサブスクリプションをアピールするためのプロモーションとみられる。該当するユーザーは一時措置として活用してみるのも手だ。

Windows 7とOffice 2010のEOSに関するFAQをまとめた文書

表舞台から消えつつあるCortanaはどこに向かうのか

 Edgeと並びWindows 10の新機能としてOS統合が行われた音声アシスタントの「Cortana」だが、このかいわいでも変化が起きつつある。Windows 10においてCortanaの役割が縮小されつつあるのは既報の通りだが、Cortanaを家電制御用の音声アシスタントに採用したOEMの例でも機能終了が報告されて話題になっている。

 ZDNetでメアリー・ジョー・フォリー氏などが報告しているが、OSにWindows 10(IoT)を採用して音声アシスタント「Cortana」経由による制御を可能にした“スマート温度計”として2018年にリリースされたJohnson Controlの「GLAS」が、次のソフトウェアアップデートのタイミングで「Cortanaサポートを終了する」ことをユーザーに通知しているという。代わりにAmazonのAlexaやGoogle Assistantのサポートを表明しており、実質的に音声アシスタントの置き換えが行われた形だ。

Johnson Controlの「GLAS」(同社のWebサイトより)

 Windows 10 IoT+Cortanaという当時のMicrosoftの戦略に最大限に乗った形でリリースされ話題になった「GLAS」だが、実際の製品を通じて出てくるレビューはそれほど芳しくなく、スマート家電の難しさを感じさせる製品となっている。

 Cortana自身もWindows 10の表舞台から消えつつある一方で、そのバックエンドで抱えたデータへのアクセスや、構文解析と検索機能を交えた対話型アシスタントとしてさまざまなアプリケーションを縁の下の力持ちとして支援する方向へとシフトしつつあり、当初の「“Cortana”というペルソナ」はその価値を失いつつあるようだ。

 このように戦略に大きな変化が見られるCortanaだが、他方ではかつてAppleでSiriのサービスを担当していたビル・ステーシア(Bill Stasior)氏がMicrosoftのテクノロジー担当のコーポレートバイスプレジデントに就任するなど現状で読めない動きもある。これは以前までCortanaを担当していたハビエル・ソルテロ(Javier Soltero)氏が2018年末にMicrosoftを離れたことを受けての措置という見方もあるが、Windows 10を離れたCortanaが次にどこに向かっているのかは引き続きウォッチする必要がありそうだ。

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