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QNAPがクラウド戦略をアピール――「QNAP 2020 TechDay」を開催新OS「QTS 4.4.1」登場!(2/3 ページ)

» 2019年11月11日 07時30分 公開
[石川ひさよしITmedia]

今後投入される新製品を一足先にチェック

 ジャック・ヤン氏が注力すると述べたネットワーク製品では、Thunderbolt 3 to 10GbEアダプターが2製品、USB 3.0 to 5GbEアダプターが1製品、10GbEスイッチが1製品展示されていた。

 Thunderbolt 3 to 10GbEアダプタの「QNA-T310G1T」と「QNA-T310G1S」は、既に販売中の製品だ。ポータブルSSD程度のサイズのボディーに、Thunderbolt 3端子を備え、QNA-T310G1TはRJ45、QNA-T310G1SはSFP+端子を1基搭載している。10GbEの他、5/2.5/1GbEなどマルチギガに対応している。同社製のNAS用というわけではなく、Thunderbolt 3端子を搭載するWindows/Macで利用でき、同社製10GbE対応NASとの間で高速な通信を実現する。

QNAP 2020 TechDay
QNAP 2020 TechDay Thunderbolt 3 to 10GbEアダプター2製品。左はRJ45端子を搭載する「QNA-T310G1T」、右はSFP+端子を搭載する「QNA-T310G1S」

 USB 3.0 to 5GbEアダプターの「QNA-UC5G1T」は、Thunderbolt 3対応のアダプターと比べて半分ほとのサイズになる。USB側の端子はType-Cで、LAN側の端子はRJ45だ。5/2.5/1GbEおよび100BASE-Tに対応する。

QNAP 2020 TechDay
QNAP 2020 TechDay USB 3.0 Type-C to 5GbEアダプターの「QNA-UC5G1T」

 「QSW-308-1C」は、アンマネージメント10GbEポートスイッチだ。既に販売中のモデルで、8ポートの1GbEと、Rj45/SFP+コンボタイプの10GbEを1ポート、2ポートの10GbE(SFP+)を搭載している。ACアダプター駆動でファンレスを実現しており、部門内でNASやサーバといったトラフィックが集中する機器に、10GbEポートを接続することでボトルネックを解消する。

QNAP 2020 TechDay ファンレスで10GbEに対応するスイッチ「QSW-308-1C」

 ストレージオプションとしては、2.5インチSSDサイズのボディー内にM.2 2280 SSDを2枚、ハードウェアRAIDを用いて搭載できる「QDA-A2MAR」が展示されていた。インタフェースはSATA 6Gbpsだ。通常の2.5インチSATAストレージとして取り扱うことが可能なので、同社のNASやRAIDボックスなどで利用できる。

QNAP 2020 TechDay M.2 2280 SSD×2枚を2.5インチSSDサイズに収める「QDA-A2MAR」

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2024年04月19日 更新
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