Amazonから新しく登場した「Echo Studio」は、5つのスピーカーを内蔵するなど、音質を重視したEchoファミリーの最上位モデルだ。外観はAppleの「HomePod」に酷似しており、音楽再生はもちろん、同社Fire TVシリーズの外部スピーカーとしての連携性の高さも特徴だ。
既存のスマートスピーカー「Echo」や「Echo Plus」と比較すると、一回りどころか二回りは大きいビッグなボディーが目立つ本製品だが、音を中心とした性能はどのくらい異なるのだろうか。その使い勝手をチェックしていく。
まずは外観から見ていこう。ボディーは円柱状で、幅は17.5cm、高さは20.6cmある。形状がよく似たAppleの「HomePod」が、幅14.2cm、高さ17.2cmということで、一回り大きいサイズということになる。
本体上面には、Alexaデバイスではおなじみの音量調節ボタンとマイクミュートボタン、アクションボタンが並んでいる他、呼びかけに反応して点灯する青いLEDリングも搭載している。上面中央はスピーカー(上向き)で、左右、正面、下向きに、それぞれスピーカーが配置されている。
電源は、Echoシリーズとしては珍しくACアダプターではなく、汎用(はんよう)のメガネ型の電源ケーブルを用いてコンセントに接続する。電源ケーブルを差し込むポートの横には、既存モデルと同様にミニジャックも装備されているが、本製品のそれは出力には対応せず、入力専用となっている。わざわざ本製品から外部スピーカーに出力することは考えにくいだけに、この仕様は当然だろう。
セットアップ手順は、従来のEchoファミリーと同様なので省略するが、唯一異なるのが、途中で音のチューニングが自動実行されることだ。部屋の音響特性を分析/把握して、最適な音を出せるようチューニングしているとのことで、HomePodの空間認識と似た機能と考えられる。そのため本製品は、なるべく実際に設置する場所に置いた状態で、セットアップを行うべきだろう。
それでは、本製品を実際に使ってみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.