Elite Dragonfly G2は、2019年9月に日本で世界初披露された13.3型のコンバーチブル型2in1 PC「HP Elite Dragonfly」の2020年モデルだ。
G2ではさまざまな構成が発表されているが、イベント会場に展示されていたのは2月に発売が始まる予定のもの。CPUは第8世代Coreプロセッサのままだが、新機能としてスマートトラッカーの「Tile(タイル)」を内蔵できることが特徴だ。
Tileはスマートフォンアプリから忘れ物を追跡できるタグとして、米国で人気があるという。通常は財布や鍵に付けることを想定したアクセサリーだが、HPとの協業により初めてPCに内蔵できたという。
「紛失」とまでは行かなくとも、PCをどこに置いたのか忘れることはよくある。そんな時でも、Tileアプリを開けばPCの現在位置が表示されて、音を鳴らすこともできる。会社やクルマに置き忘れたことがすぐに分かれば、安心感は増すだろう。
2020年夏以降には、CPUを第10世代Coreプロセッサに変更したモデルも追加される予定となっている。このモデルでは5G(第5世代移動通信システム)に対応した通信モジュールを搭載できる見通しで、展開予定地域として米国、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスとフランスが挙げられている。日本で5G対応モデルが出るかどうかは未定だ。
CES 2020で発表した新製品の日本における発売予定について、日本HPは「検討中だが、詳細は未定」としている。
ただし、HP Elite Dragonflyは日本の開発チームが関わった製品でもある。それだけに、日本市場にはぜひとも最新かつ最高スペックモデルの投入を期待したい。
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