「CORSAIR ONE」シリーズは、煙突型の縦長ボディーに水冷システムを採用したゲーミングPCだ。その最新モデルで最上位に位置する「CORSAIR ONE i164」をチェックした。
前回は質感の高い金属ボディーや豊富なインタフェースを見てきたが、ここではベンチマークテストで本製品の性能を確かめる。
まずは本製品と比較用のゲーミングノートPCの主なスペックをまとめた。
| テスト環境 | ||
|---|---|---|
| 製品 | CORSAIR ONE i164 | ゲーミングノートPC |
| CPU | Core i9-9900K | Core i7-9750H |
| 動作周波数 | 3.6GHz〜5.0GHz | 2.6GHz〜4.5GHz |
| コア/スレッド | 8コア16スレッド | 6コア12スレッド |
| GPU | GeForce RTX 2080 Ti | GeForce RTX 2060 |
| メモリ | 32GB | 16GB |
| ストレージ | 960GB(M.2 NVMe SSD) | 512GB(M.2 NVMe SSD) |
| OS | Windows 10 Home(64bit) | |
早速、3DMarkの値から見ていこう。
4K環境での性能を測る「Time Spy Extreme」「Fire Strike Ultra」でも性能にたがわないスコアを出しているのに加え、その他のテストの値も当然ながら良好だ。比較したノートPCはこれでも水準以上の構成といえる部類に入るのだが、さすがにCore i9+GeForce RTX 2080 Tiのタッグは強力だ。特にグラフィックス回りのテストでは倍近いスコアとなっており、圧倒的な性能差だ。
次に、実際のゲームと同じ環境でのテストとなる「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を、フルHD(1920×1080ピクセル)と4K(3840×2160ピクセル)の解像度で測定した。
処理内容がヘビーなテストであるFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークでは、4K/高品質の設定でもスコアが「4178」で「普通」という判定となっており、高解像度でのプレイも楽しめることが分かった。当然の結果ではあるのだけれど。
これまでのスコアから見ても分かる通り、CORSAIR ONEの高い性能は半端ない、ということだ。ウルトラハイエンドのモデルだけに、この値を見ただけでも十分満足だ。これは欲しくなる。
次に、実際のゲームタイトルでの性能をチェックする。
税込み46万円オーバー! 煙突型でコンパクトなモンスターゲーミングPC「CORSAIR ONE」を試す
CORSAIR、ダブル水冷機構を採用した小型ハイエンドゲーミングPC「CORSAIR ONE」
5万円台スト5PCを作る――ハイブリッドストレージ「FuzeDrive(StoreMI)」の性能チェック編
165Hzで「量子ドット」採用のゲーミングディスプレイ「KIG270QD」の実力は?
「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」のIris Plus Graphicsでゲームを試して分かったことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.