前回は、Razerの13.3型ゲーミングPC「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」の外観を中心に、ストレージの性能をチェックした。今回は、システムだけでなくグラフィックスのIntel Iris Plus Graphics(以下、Iris Plus)のパフォーマンスを細かく見ていく。
最初に、評価機と比較に用意したPCのスペックをまとめた。比較用マシンAはリッチなゲーミングPC、比較用マシンBはディスクリートGPUを備えたゲーミングPCだ。
まずはCPUの性能を測る「CINEBENCH R20」の結果を掲載する。比較用マシンAとStealth 13を比べるとかなりの差が出ている。測定中にタスク マネージャーのCPU使用率を見ると、Stealth 13では使用率100%、2.8GHzでの動作であったのに対して、比較用マシンAは100%であっても3.6GHz付近で動作していた。このためCPUクロックの差がストレートに出てしまったと考えられる。
続いて、システム全体をテストするベンチマークテスト「PCMark 10」の値だ。
テスト結果は、Stealth 13と比較マシンAで同じとなっているものの、PCの基本性能を測るEssentialsの値を見ると、CPUの世代での差が出ていると言える。ビジネスアプリを使うProductivityでもよい値を出しており、評価機はまさに新世代のノートPCという感じだ。ただ、マルチメディア系のテストとなるDigital Content CreationではGPUの実力差のため、比較マシンAがよい値だった。
公称で約10時間となっているバッテリー駆動時間だが、バッテリーの性能を見るPCMark 10 Battery Profileで計測したところ、Modern Officeでは4時間17分、Gamingで2時間半という結果だった。
続いて、グラフィックス関連のテストを見ていこう。
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