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» 2020年03月17日 12時00分 公開

第11世代Iris Plus Graphicsは本当にゲームに使えるのか――「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」で試すゲーミングPCの道(1/3 ページ)

最近ではクリエイター向けPCも投入しているRazerだが、やはりゲーミングPCの動向が気になるところだ。今回は、同社のPCでは珍しくシルバー&ホワイトカラーを採用した「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」を2回に分けてチェックしよう。

[作倉瑞歩,ITmedia]

 2019年に登場したIntelの第10世代Coreプロセッサ。近頃は、何かとAMDのRyzenが目立ち、Intelの影が薄かったような印象を持っている人が多いかもしれないが、ノートPCの世界では話が別だ。モバイル系のプロセッサでは、やはりIntelに一日の長があると思っている。

Iris Plus Graphics内蔵の第10世代Coreプロセッサを採用

 PC USERの読者ならご存じだと思うが、第10世代のCoreプロセッサは、開発コード名「Ice Lake」と「Comet Lake」の2つが用意されている。Ice Lakeは10nm製造プロセスで作られているが、Comet Lakeの場合は、これまでと同じ14nm製造プロセスだ。今回紹介する「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」(以下、Stealth 13)は、Ice LakeのCore i7-1065G7を搭載し、グラフィックスはCPU内蔵の第11世代「Intel Iris Plus Graphics」(以下、Iris Plus)を採用しているのがポイントだ。

Razer Blade Stealth 13 Mercury White 13.3型の「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」。Mercury Whiteと名付けられているが、ボディーカラーはシルバーだ

 このIris Plusだが、2019年の10月に開催された報道関係者向けのイベントでも紹介され、「一部のゲームタイトルではフレームレートが最大1.8倍になった」と語られた。

 ほうほう、なるほど。今度は自信があるということですね。でも、ちょっと待ってくださいと。確かにこれまでのCPU内蔵グラフィックである「Intel UHD Graphics 620」などに比べればマシになったのだろうということは想像できる。しかし、Intel UHD Graphicsでゲームを遊ぼうという人は少数だろう。少なくとも筆者はゲームを楽しもうとは思わない。

 実際のところ、統合型グラフィックスだけどちょっと頑張りました、というのが現実ではなかろうかと。では、まあその頑張りに免じて、どのくらいの実力なのか見させていただこうじゃないか、というのが今回のレビューの趣旨だ。ちょっと上から目線だけど。

Razer Blade Stealth 13 Mercury White GPU-Zの画面。Iris Plus Graphicsとなっている
Razer Blade Stealth 13 Mercury White 液晶ディスプレイは約135度まで開く

まずはボディーチェックから

 実際にPCゲームで遊ぶというメインディッシュを味わう楽しみは後に取っておくとして、Stealth 13の見た目からまずは紹介したい。CPUは先ほど述べた通り、4コア8スレッドで動作するCore i7-1065G7だ。ベースクロックが1.3GHzで、ターボ・ブースト利用時は3.9GHzまでクロックアップする。

 グラフィックスはCPU内蔵のIris Plusで、スペックとしての最大解像度は外部ディスプレイを利用すればHDMI(1.4)使用で4096×2304ピクセル、DisplayPortだと5120×3200までとなる。ただし、Stealth 13の液晶パネルはフルHD対応なので、出力される解像度は1920×1080ピクセルとなる。

 メインメモリは16GB、ストレージは256GBを搭載するので、ゲーミングPCとしては必要十分なスペックだ。OSはWindows 10 Home(64bit)となる。

Razer Blade Stealth 13 Mercury White HWiNFO64の画面
Razer Blade Stealth 13 Mercury White 13.3型で画面の解像度は1920×1080ピクセル。タッチ操作には非対応で、最低輝度まで落とすと画面がほぼ真っ黒になる。左右のベゼル幅は約5mmと今どきのPCらしい仕上がりだ

 Stealth 13は、液晶ディスプレイのサイズが13.3型と今どきのモバイルPCの標準サイズを採用する。ボディーの大きさはカタログスペックで約304.6(幅)×210(奥行き)×15.3(厚さ)mm、重量は約1.36kgと、モバイルPCとしてはやや重めだ。軽いに越したことはないが、アルミ製のボディーはがっしりとしていながら実測値で約1.35kgで済んでおり、持ち運ぶ際の不安はない。

 画面解像度はフルHD対応で、タッチ操作も行えない。ただし、非光沢タイプで長時間使っても目が疲れにくい他、sRGB色空間を100%カバーして工場出荷時に個別に調整済みなどこだわりが感じられる。

 なお、上位モデルにはGPUにGeForce GTX 1650 Max-Q Designを搭載しタッチ操作に対応したモデルや、4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイのモデルも用意されているが、ボディーカラーはブラックのみだ。本製品のホワイトカラーはIris Plusのモデルしかなく、なかなか悩ましい選択肢となっている。ブラックカラーの従来モデルに比べて指紋が目立ちにくいのもポイントだろう。

Razer Blade Stealth 13 Mercury White 天板部分もシルバーになっている。Razerロゴがあるが、こちらは光らない

 インタフェースだが、左側面にUSB Type-C(USB 3.1 Gen2、Power Delivery対応)とUSB Type-A(USB 3.1)、3.5mmのヘッドフォン/マイク兼用の各端子が、右側面にThunderbolt 3対応のUSB Type-CとUSB Type-A(USB 3.1)端子が配置されている。筆者の場合、さまざまな場所でノートPCを使用することが多く、電源の取り回しに苦労することが多いので、左右に電源が取れるUSB Type-C端子があるのはとても便利だ。

Razer Blade Stealth 13 Mercury White 左側面にはUSB Type-C(USB 3.1 Gen2)とUSB Type-A(USB 3.1)、3.5mmのヘッドフォン/マイク兼用の各端子が並ぶ
Razer Blade Stealth 13 Mercury White 右側面にはUSB Type-A(USB 3.1)とThunderbolt 3対応のUSB Type-Cの各ポートがある
Razer Blade Stealth 13 Mercury White 正面にコネクターはなく、液晶ディスプレイが開きやすいように長い切り込みがある
Razer Blade Stealth 13 Mercury White 背面はフラットだ
Razer Blade Stealth 13 Mercury White ACアダプター込みの重量は実測約305gで済むが、電源ケーブルは3ピンタイプで太く、ケーブル部分がかさばるのは従来モデルと変わらない。持ち運び重視なら、65WタイプのACアダプターを別途用意したいところだ

 次にキーボードやタッチパッド回りを見ていこう。

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