Ice LakeとComet Lake何が違う? 何がスゴイ?――インテルが第10世代Coreプロセッサを解説Project Atenaのロゴ入り実機も展示(1/2 ページ)

» 2019年10月07日 07時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 インテルは10月2日、東京都内にて報道関係者向けイベント「インテル・テクノロジー・ショーケース」を開催した。モバイルPC向けとなる「第10世代Coreプロセッサ」のセールスポイントの説明が行われた他、同CPUを搭載したプロトタイプ機などが展示された。

多数の実機が紹介された「インテル・テクノロジー・ショーケース」

ノートPC向け第10世代Coreプロセッサの特徴

 ノートPC向けの第10世代Coreプロセッサについては、既にCOMPUTEX TAIPEI 2019やIFA 2019などで紹介されているが、10nm製造プロセスを用いる開発コード名「Ice Lake」と、現行のデスクトップPCと同じ14nm製造プロセスの同「Comet Lake」の2種類に分かれる。

第10世代Coreプロセッサは用途に応じて2種類に分類される
Ice Lakeの構成要素
Ice Lakeのブロックダイヤグラム

 新しいアーキテクチャのSunny Coveを採用したIce Lakeは、IPCの向上に加えて第11世代Iris Pro Graphics(上位モデルのみ)により、内蔵グラフィックス機能が強化されている。さらにAI推論命令セット(インテル・ディープラーニング・ブースト)やGNA(Gaussian mixture model and Neural network Accelerator)を組み込みことで、AI関連処理の高速化と低電力処理を実現した。

 マルチメディアやコンテンツ制作に適したIce Lakeに対し、Comet LakeはIce Lakeにない6コア12スレッドモデルを用意するなど、生産性が求められるニーズにマッチしているという。

Comet LakeではIris Pro Graphicsではなく、Intel UHD Graphicsとなる
Comet Lakeのブロックダイヤグラム
Ice LakeとComet Lakeの比較。Wi-Fi 6とThunderbolt 3は両ファミリーで採用されるが、Comet LakeでのThunderbolt 3は別チップ(開発コード名:Titan Ridge)での供給となる
Iris Plus GraphicsではVESAのAdaptive Syncをサポートしてユーザーのゲーム体験を向上させる
1080pゲームでの比較では、ゲームにおけるフレームレートがUHD Graphics 620に比べて最大1.8倍に向上したという

 発表会で登壇したインテル技術本部長の安生健一郎氏は、「ゲームは決して高解像度ではないが、薄型軽量のモバイルPCでは設定を低くしてゲームをプレイしてもらうことを想定している。今後もインテルはグラフフィックス革新を突き詰めたい」と話した。

 さらに「将来的には、デバイスがユーザーを理解し、パフォーマンスを最適化していくことも、今後のPC競争で重要な鍵を握っている」と話す。GNAを用いた製品についても各PCメーカーと共同で開発しているとのことだ。

Ice LakeではAI性能も大きく向上している
高速レスポンスのIntel Optaneと容量の大きいIntel QLC 3D NANDを1枚のM.2 SSDにまとめた「Optane Memory H10」も紹介された
インテルのアーキテクチャ推移
再定義された「インテル・インサイド」

 次のページでは、会場に展示されていたProject Atena準拠のモデルなどをチェックしていく。

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