デスクの前に座ってプレイできないなら、“ポータブルゲーミングPC”という選択肢はアリ? 元Switchユーザーが「ROG Xbox Ally X」を試したら(1/3 ページ)

» 2026年02月04日 15時51分 公開
[Yukito KATO,ITmedia]
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 2025年9月に第一子が誕生した我が家。当初は慣れない育児に追われ、なかなか落ち着けなかったが、生後4カ月も過ぎると新生児はすっかり乳児に成長し、われわれ親もある程度は子育てに余裕を持てるようになってきた。

 そんな我が家は、夫婦ともにゲーミングPCをそれぞれ用意している生粋のゲーマー家庭でもある。しかし、子供が生まれてからはなかなかゲームに割ける時間が少ないのが現状だ。

→・座るのもつらい“ゲーマー妊婦”、ポータブルゲーミングPCで快適にモンハンワイルズをプレイできるか?

 新生児期と比べると、長時間眠ったり、一人遊びをしたりしてくれるようになり、ある程度は余裕ができたが、だからといって保護者側はまとまった時間を自室で過ごすというわけにはなかなかいかない。常に子供の気配を感じられる場所にいる必要があるからだ。

 もともと「Apex Legends」をプレイしていた妻が、世界大会の「Apex Legends Global Series Year 5 Championship」の公式配信を見ながら「やっぱりApex楽しそうだな」と呟いていたことが記憶に新しい。

 以前も同様のことがあったが、あらためてポータブルのゲーム機があれば、リビングで育児と趣味を両立させられるかもしれない。

 そこで今回は、ASUS JAPANのポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally X」の実機を用いて、子育て中のゲーマーにとって「リビングでのプレイ」がどこまで現実的な解決策になるのか。同じようなジレンマを抱える方のヒントになればと、その使用感を確かめてみた。

photo 評判の良いROG Xbox Ally Xは、ゲーマーなママの希望を満たせるかチェックしていこう

Windows 11を搭載したハンドヘルドPC、ROG Xbox Ally X

 ROG Xbox Ally Xは「Nintendo Switch 2」のように、どこでも持ち運べるサイズのポータブルゲーミングPCで、Windows 11が動作する。よって、スペック要件さえ満たしていれば、ゲーミングPCと同じPCゲームが遊べるというわけだ。

 価格は13万9800円で、APU(GPU統合型CPU)には「Ryzen AI Z2 Exterme」を採用、メモリは24GB(LPDDR5X)、ストレージは1TBとなっている。詳細なスペックやベンチマークテストは以下の記事を参照してほしい。

→・ASUSの「ROG Xbox Ally」シリーズでPCゲームはどれだけ楽しめる? 2モデルを比べてみて分かったこと

photo ROG Xbox Ally Xはデスクトップモードに切り替えると、いつも使っているPCと同じく、Windows 11のデスクトップ画面が表示される

 なお、デフォルト設定では起動後にWindowsのデスクトップ画面は表示されず、Xboxアプリが全画面で起動するため、日常的に電源を投入すれば、すぐにゲームが遊べるようになっている。

 Xbox Game Passメンバーシップに登録していれば、追加購入不要でさまざまなゲームタイトルがプレイできるので、PCゲームをどこでも気軽にプレイできる点が、ROG Xbox Ally XのようなポータブルゲーミングPCの強みだ。

 各ゲームタイトルには、ROG Xbox Ally Xで快適にプレイできるか一目で分かる認証の仕組み「Handheld Compatibility Program」が用意されている。例えば「Handheld optimized」と表示されていれば、細かな調整は不要で、起動した瞬間から快適にゲームがプレイできる。「Mostly compatible」は、設定を変更することでプレイできるという意味だ。

photo 起動するとXboxアプリがフルスクリーンで表示され、すぐに手元のROG Xbox Ally Xでゲームをプレイできる

 なお、製品名にXboxを冠してはいるが、Windowsに対応するXbox以外のゲームプラットフォームももちろん利用できる。Armory Crate SEのメニューからSteamやEA app、Ubisoft Connectといった各種ゲームプラットフォームに対応しているので、普段はXboxアプリを使っていない人でも自身のアカウントで遊べる。

 Armory Crate SEに普段利用しているゲームプラットフォームが表示されない場合でも、デスクトップモードに切り替えて、ストアアプリやランチャーアプリをインストールすると良い。これがWindowsマシンゆえの大きな強みだ。

photo Xboxだけでなく、Armory Crate SEから複数のゲームプラットフォームへアクセスできる。

 妻は主にSteamでPCゲームを購入していたので少し不安がっていたが、Armory Crate SEでSteamを見つけて安心していた。なお、Steamアプリを立ち上げるとポータブルゲーミングPCでの操作に最適化されたBig Pictureモードで立ち上がるので、はじめて起動した際はいつもとUIがあまりにも違いすぎて驚いていた。

 筆者もはじめてBig Pictureモードに触れた際は正直結構手間取った。慣れれば非常に使いやすいUIなので、ROG Xbox Ally Xを手に取った方はぜひSteamを立ち上げてBig Pictureモードを体験してみてほしい。

photo ROG Xbox Ally XでSteamを開くと、ハンドヘルドPCでの操作に最適化されたBig Pictureモードが起動する
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