これまで見てきたゲームタイトル全体に言えるのだが、Stealth 13で最高画質でのプレイはまず望めない。処理落ちが激しいし、カクカクした動きになってしまい、シューティング系のゲームはプレイするのが難しかった。
インテルの推奨する設定にすればフレームレートは上がり、まだ「マシかな」といったところ。Fortniteについては、推奨設定であれば平均フレームレートも60fpsを越えているので、まあ遊べるかなという感じだが、解像度がとても粗くなるため、グラフィックスにこだわる場合は厳しいと思う。また、Fortnite以外は解像度が1600×900ピクセルに狭まるところも評価の分かれるところだろう。
これまで見てきたように、Stealth 13をゲームノートPCとして活用するのはかなり難しい。肝心のIris Plusについても、GeForce MX250と性能があまり変わらなく、大きな声で「ゲーミングノートPCですっ!」と言うのはためらわれるが、IntelのCPU内蔵グラフィックス機能がここまできたという見方もできる。
表下記の価格は税込みで19万3000円前後だが、もしこのサイズでゲーミングノートPCを求めるなら、3万5000円ほど高くなるが、GeForce GTX 1650を搭載する上位モデルを購入した方がよいだろう。
ただし画面クオリティーにそれほどこだわらないなら、持ち運びができるサイズのStealth 13は気軽に使えるノートPCとも言える。またビジネスユースであれば、動画もキレイに見られるし、Officeソフトも快適に動く。ブラックカラーのモデルより全体的に明る印象で、指紋や油脂が目立ちにくいのも見逃せない。仕事も遊びも楽しめる、手軽なノートPCを求めているなら選択肢に入るだろう。
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