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» 2020年07月10日 13時10分 公開

「iOS 14」「iPadOS 14」のパブリックβテストがスタート 「macOS Big Sur」も間もなく 利用契約には要注意

Appleが「WWDC 2020」で発表した新OS「iOS 14」「iPadOS 14」のパブリックβテストが始まった。Apple IDさえ持っていれば誰でも参加できるが、利用契約の内容には注意が必要だ。【訂正】

[井上翔,ITmedia]

 Appleは7月9日(米国太平洋時間)から、iPhone/iPod touch向けの「iOS 14」、iPad向けの「iPadOS 14」のパブリックβテストを開始した。各OSの対象機種を持っているユーザーは、簡単な手続きで利用できるが、機密保持契約(NDA)を含む契約への同意が必要となる。Mac向けの「macOS Big Sur」のパブリックβテストも、7月中に開始される予定だ。

【訂正:18時45分】初出時、macOS Big Surについてもパブリックβテストが始まった旨を記載していましたが、7月9日(米国太平洋時間)時点ではまだ開始されていないことが判明しました。おわびして訂正いたします

サイト Apple Beta Software Programの日本語版Webサイト(https://beta.apple.com/sp/betaprogram/welcome?locale=ja)

パブリックβテストへの参加方法

 パブリックβテストに参加するには、手持ちの「Apple ID」を使って「Apple Beta Software Program」に登録する必要がある。具体的な手順は以下の通り。

  1. Beta Software ProgramのWebサイトにアクセスする
  2. 「登録」または「サインイン」をクリック(タップ)する
  3. Apple IDでログイン
  4. 契約(利用規約書)が表示されたらよく読んだ上で「承諾」をクリック(タップ)する(スクロールすると日本語版あり)
  5. 指示に従って各デバイスでアップデート操作を行う
契約 パブリックβに参加するには、契約に同意する必要がある。冒頭に英語版の契約が表示されるが、スクロールすると日本語の契約もある。手元に内容を残しておきたい場合は、PDFファイルとして保存することも可能だ

 各デバイスにおけるβ版OS適用手順は以下を参考にしてほしい。

iPhone、iPod touch、iPadへのβ版OSの適用手順

 iPhone、iPod touch、iPadでβ版OSを適用する手順は以下の通り。

  1. 端末をWindows PCかMacにつないで、端末のデータを全てバックアップする(※1)
  2. β版を試したいデバイスで構成プロファイルをダウンロードしてインストールする
  3. 端末設定を開く
  4. 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進み、更新を確認する
  5. 表示される画面の指示に従う

(※1)Windows PCやmacOS Mojaveまでをインストール済みのMacでは「iTunes」から、macOS Catalinaでは「Finder」からバックアップを取る

バックアップ β版OSのインストールの前に、iTunes(Finder)を使ったデータのバックアップを行うことが推奨されている

 β版をインストールしたデバイスでは、製品版がリリースされるまで最新のβ版のアップデートが配信される。β版のアップデートを受信しないようにしたい場合は、端末設定を開き、「一般」→「プロファイル」と進んで、βプログラムに関する構成プロファイルを削除すればよい。β版の製品版のリリース後にアップデートを実行すると、製品版に更新される。

 βテストを中止して以前のバージョンに戻したい場合は、以下の手順で戻せる。

  1. Windows PCまたはMacに端末をつないで、iTunes(Finder)を起動する
  2. つないだ端末を「リカバリモード」に切り替える(参考リンク
  3. iTunes(Finder)の指示に従って工場出荷状態に戻す
  4. iTunes(Finder)の指示に従ってアクティベーションを再実行する
  5. iTunes(Finder)で作成したバックアップを書き戻す
  6. 端末が再起動したら、設定アシスタントの指示に従って設定を完了する

 なお、Apple Watchではβ版の「watchOS」を利用すると以前のOSに戻れないという制約がある。そのため、watchOS 7のβテストをするためにiOS 14のパブリックβをインストールしたiPhoneについては、OSを以前のバージョンに戻さないように推奨されている。

Macへのβ版OSの適用手順

 Macでβ版を適用する手順は以下の通り。

  1. データのバックアップを取る(「Time Machine」の利用を推奨)
  2. βテストに利用するMacに「macOSパブリックベータ・アクセスユーティリティ」をダウンロードし、インストールする
  3. 「システム環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」を実行する
  4. 表示されるウィンドウの指示に従う
バックアップ macOSのデータバックアップは、Time Machineを使うと書き戻す際に手間が省ける。ただし、βテスト中のデータについては別途ストレージを用意してバックアップを取ることを推奨する(後述)

 β版をインストールしたデバイスでは、製品版がリリースされるまで最新のβ版のアップデートが配信される。β版の製品版のリリース後にアップデートを実行すると、製品版に更新される。

 βテストを中止して以前のバージョンに戻したい場合は、βテスト開始後に追加されたデータを別のストレージにバックアップした上で、「互換性を有する最新のmacOS」または「Macに当初付属していたmacOS」の再インストール、あるいはTime Machineで取ったバックアップの復元を実行する。ただし、いずれの場合もβテスト用OSをインストールしていた起動ディスクを初期化する必要があることに注意したい。

パブリックβテスト利用上の注意

 先述の通り、パブリックβテストに参加するにはNDAを含む契約に同意する必要がある。NDAに該当するのはAppleが一般向けに公開している技術情報“以外”の全ての情報となるため、Appleからの特別な許可を得ない限り、以下のような行為は禁止されているので注意しよう。

  • 画面を撮影した写真や動画の共有、公開(スクリーンショットを含む
  • β版を入れた端末の画面を他人に見せること(同じパブリックβに参加している人を除く
  • β版に搭載されているソフトウェアについて他人と話すこと(同じパブリックβに参加している人を除く
公知の情報 Apple Beta Software Programでは、Appleが一般に公開している技術情報以外は全てNDA対象となる(画像はAppleがiOS 14 BetaのWebサイトで“公開”しているもの)

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