プロナビ

Intel Evo Platformとは何か? グローバルリーダーに聞く:Project Athena/Intel Evo Platformの関係は?(2/2 ページ)

» 2020年09月10日 15時15分 公開
[マルオマサト,ITmedia]
前のページへ 1|2       

――要件の中にディスプレイやサウンドについては言及がありません。これらについてはどのようにお考えですか?

ニューマン氏:上記の項目は、正確にはシステム要件ではなく、KEI(Key Experience Indicator)といって、ユーザー体験を規定したものです。実際のシステム要件としては、ディスプレイのサイズやサウンドの音圧やノイズレベル、Webカメラの性能など、総合的に最新のベストな体験ができる内容を細かく規定しており、それを満たすことがIntel Evo Platformロゴを取得する条件となっています。

 消費者の方々は、デバイスに関する詳細な知識を蓄えたり、入念な下調べをしたりしなくとも、Intel Evo Platformロゴシールによって、パフォーマンスやレスポンスだけでなく、バッテリー駆動時間、ビジュアルやサウンドを含め、ベストな体験ができる製品であるかがどうかが、すぐに分かります。

Intel Evo Platform Intel Blueprint Seriesにて公開されたIntel Evo Platformのシステム要件ハイライト
Intel Evo Platform Intel Blueprint Seriesでは、Intel Evo Platformのシステム要件についてより詳細な内容が明かされている

Project Athena/Intel Evo Platformはこれからが本番

 Project Athenaについては、ここ1〜2年くらいの間に何度も記者説明会などで言及されていたのだが、概念的な説明や業界内でのイニシアチブをアピールする内容がほとんどで、一般消費者に直接的に関連するものではなかったため、あまりピンとくるものではなかったというのが正直なところだ。

 もっとも、これまでは準備段階にすぎないのだろう。一般消費者へアピールするというよりは、あくまでも開発者やメディア、PCマニア向けの最新動向の報告という位置づけだったようだ。今回、ニューマン氏に直接お話を伺ったことでそれがはっきりした。

 Intelの公式ページにIntel Evo Platform参画企業のロゴが記載されているが、この中に国内のベンダーがいくつか含まれていないこと、Intel Evo Platformの国内プロモーションについて確認したところ、インテルからは各顧客に関するコメントは控えたい、現時点でCMの計画はなく、今後の量販店をはじめとしたプロモーションのプランについて検討をしていくとの回答だった。

Intel Evo Platform 現時点でのIntel Evo Platformに参画している企業の一覧

 このたび、Project Athenaから生まれた2世代目の製品(Project Athena Second Edition)が、「Intel Evo Platform」という分かりやすいブランドネームが設定され、体験指標が増え、システム要件もある程度明確にされたことでユーザーへの訴求力は間違いなく向上しており、これから徐々に浸透していくと思われる。

 もっとも、「ロゴシールで素晴らしいノートPCを判断できるから親切だ」というのは企業側の論理だ。その内容を詳細かつ明確に公開し、知識豊富なマニアも納得させてこそ、そのロゴは真に価値を持つ。そうした面にも、より力を割いてもらうことを期待したい。

Intel Evo Platform 今後のロードマップ
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. 実売3万9800円でノートPCを3画面化! ソースネクストのデュアル拡張ディスプレイ「DGP-DMD1401」を試す (2026年09月25日)
  2. AndroidとChromeOSが融合した次世代PC「Googlebook」の実機を見てきた ――AI統合で何が変わるのか? (2026年09月25日)
  3. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  4. なぜ競技用ゲーミングPCは光らない? HPSC久木留所長とマウス軣社長が語るアスリート支援の未来 (2026年09月24日)
  5. 「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート (2026年09月25日)
  6. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  7. 12インチ「Surface Pro」と13インチ「Surface Laptop」に個人向けの第2世代が登場 Snapdragon X2 Plus搭載でメモリは最大24GBに (2026年09月24日)
  8. ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた (2026年09月24日)
  9. 天空がCore Ultra 5を搭載した10.51型2in1ノート「TENKU Note Pro AI」を発売 (2026年09月24日)
  10. GeForce RTX 5080は30万円超えの空気感――GPU高騰の裏で見つけた7割引の水冷パーツと8万円台の小型PC (2026年09月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー