エコタンク対応フォトプリンターを強化 エプソンが新型ホームプリンターを一挙発表(2/2 ページ)

» 2020年10月08日 11時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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インクカートリッジモデル

 インクをカートリッジで入れ替えるインクカートリッジ式モデルでは、PCレス環境での印刷ニーズが高まってきたことを踏まえて、スマホからの印刷機能を強化している。

EW-M530F(10月22日発売)

 「EW-M530F」は、仕事や学習など幅広いニーズに応えるべく投入されるファクス対応のA4複合機だ。2019年8月に発売された「EW-452A」の上位モデルという位置付けで、同機種が対応する「自動両面プリント」もできる。想定販売価格は1万円台半ばと、FAX付きモデルとしても手頃だ。

 PC、タブレットやスマートフォンとの接続はUSB 2.0、有線LAN(100BASE-TX)、Wi-Fi 4(IEEE 802.11n:2.4GHz帯のみ)で行う。

EW-M530F EW-M530F

EP-713A(10月22日発売)

 「EP-713A」は、SDXCメモリーカードとUSB 2.0端子を使ったダイレクトプリントにも対応したA4複合機で、2019年8月に発売された「EP-712A」の後継モデルという位置付けだ。想定販売価格は1万円台後半だ。

 先代モデルとの違いは、Bluetooth Low Energy(BLE)通信に対応したことと、スクエア(アスペクト比1:1)用紙での印刷に対応したことにある。

 BLE通信はEpson Smart Panelアプリを使ったスマホ印刷を簡素化するために搭載された。従来は本体に表示したQRコードを読み取る(iPhone/iPad)か、アプリからプリンターを選択する(Android)ことで接続できたが、BLE対応スマホならアプリを立ち上げた状態で本体に近づくだけで接続設定を行える。

 PC、タブレットやスマートフォンとの接続はUSB 2.0やWi-Fi 4(2.4GHz帯のみ)で行う。SDXCメモリーカードを使ったダイレクトプリントにも対応する。

EP-713A EP-713A

EP-813A(10月22日発売)

 「EP-813A」は先述のEP-713Aの上位モデルで、2019年8月に発売された「EP-812A」の後継モデルという位置付けとなる。カセットは2段式で、背面からの手差し印刷にも対応する。自動両面印刷にも対応する。想定販売価格は2万円台半ばだ。

 PC、タブレットやスマートフォンとの接続はUSB 2.0やWi-Fi 4(2.4GHz帯のみ)で行う。SDXCメモリーカードやUSB 2.0端子を使ったダイレクトプリントにも対応する。

EP-813A EP-813A

EP-883A(10月22日発売)

 「EP-883A」は、インクカートリッジ式モデルのメインストリームとなるA4複合機で、2019年8月に発売された「EP-882A」の後継モデルという位置付けとなる。ボディーカラーは、ホワイト(EP-883AW)、ブラック(EP-883AB)、レッド(EP-883AR)の3つを用意し、想定販売価格は3万円台前半を見込んでいる。

EP-883AW EP-883AW
3色展開 メインストリームモデルのEP-883Aは、人気色のホワイト(左)、ブラック(中)に加え、「特に女性からの支持が多く、一定の需要がある」(説明員)というレッド(右)の3色で展開される

 先代のEP-883Aと比べると、有線LANとIrDA(赤外線通信)のサポートを廃止した代わりに、BLEに対応することでスマホとの接続を簡素化できるようになった。スクエア用紙への印刷にも対応している。

 PC、タブレットやスマートフォンとの接続はUSB 2.0やWi-Fi 4(2.4GHz帯のみ)で行う。SDXCメモリーカードやUSB 2.0端子を使ったダイレクトプリントにも対応する。

ハガキプリンター「PF-81-2021」(10月21日発売)

 単体でハガキを印刷できるプリンター「PF-81」には、収録コンテンツを変更した「2021年版」が登場する。想定販売価格は5万円台半ばとなる。

 先代との大きな違いは、コンテンツの更新にある。プリインストールされているコンテンツは1000種類あるが、従来モデルとは異なりディズニーコンテンツは収録されていない。オプションの「年賀状デザイン集」は、年次を問わず利用できる「永年版」となる。

PF-81-2021 PF-81-2021
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