GeForce RTX 30シリーズの在庫状況は先週のレポートと変わらず、GeForce RTX 3090とRTX 3070搭載グラフィックスカードの在庫が複数選べる状況になっているが、RTX 3080については「若干数入荷して即売り切れ」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)という状況が続いている。
TSUKUMO eX.は「RTX 3090とRTX 3070はRadeon RX 6000シリーズの登場待ちの空気もまとっているんですよね。ライバルの性能やコスパを見定めた上で買い物しようという感じです。その中で、RTX 3080だけは比較対象なしに購入を考えている人が今も多くて、もともとラインアップの中位はそういう傾向があるんですよね。ブランド内での比較が決定打になりやすいといいますか。だから、メーカーから潤沢に供給されるまでは厳しい状況が続くでしょうね」と分析していた。
そのような中で、GAINWARDからGeForce RTX 3080搭載カード「GeForce RTX 3080 Phoenix GS」が登場して話題を集めていた。価格は10万円弱(税込み、以下同)だ。セミファンレス仕様のオリジナル3連ファンクーラーを採用したオーバークロックモデルだが、一部では通常のRTX 3080カードに輪をかけて注目を集めているという。
オリオスペックは「基板がリファレンス仕様かそれに近いようで、EK Water Blocksのリファレンス用水枕が使えるそうです。RTX 30シリーズはなぜかリファレンス基板のモデルが少ないので、水冷システムに組み込みたい人にとっては貴重な選択肢といえます」と話していた。
続いては、BTOモデルの新ブランド誕生を見ていこう。
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