9月の発売から長らく枯渇傾向が続くNVIDIAのGeForce RTX 3090/3080搭載グラフィックスカードだが、間もなく「ないのが前提、あればラッキー」といった状況から脱するかもしれない。
10月23日夕方にアキバの各ショップを回ったところ、RTX 3090カードを複数そろえているショップが多かった。ドスパラ秋葉原本店は「価格も価格ですし、買いたい人が限られますからね。週末を前にたまたま10本前後入荷があったので、型番指定でなければ買える見込みはそれなりにあるかなと思います」という。
RTX 3080カードは在庫切れのショップがまだ複数見られたが、Colorfulから「iGame GeForce RTX 3080 Advanced OC 10G」(10万8000円前後、税込み、以下同)が登場するなど、ラインアップが増えたこともあり、複数モデルが棚に並ぶ光景も珍しくなくなった。
パソコンSHOPアークは「先週までは、開店前にお客さんの列を目にすることが多かったですが、今週はそこまでではなくなりましたね。『一時も早く入手したい』というニーズはある程度満たせたのかもしれません」と話す。
時間が経てばじわじわと入手性が上がりそうな流れだが、あるベテラン店員氏は「11月にはぐっと買いやすくなるかも」と見る。いわく、「もうすぐ(より安価な)RTX 3070カードが登場しますからね。そのパフォーマンスが額面通りならRTX 3080待ちの人のニーズが大きく移るんじゃないかと思います。RTX 3080カードの入荷ペースも少しずつ上がってきてはいますし、複合要因が重なってマシになるでしょう」という。
名前の挙がったRTX 3070搭載カードだが、月末の深夜販売を告知するショップがあった。
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