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Micronがメモリ/ストレージの最新動向をアピール 176層NANDに1αnmのLPDDR4X/DDR5など(2/2 ページ)

» 2021年06月02日 10時10分 公開
[マルオマサトITmedia]
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車載用UFS 3.1をサンプル出荷

 車載用UFS 3.1のサンプル出荷も発表された。96層の3D NANDフラッシュメモリを搭載し、先代のUFS 2.1と比べて読み出し性能を2倍に、持続的な書き込み性能を50%高速化しているという。UFS(Universal Flash Storage)は、組み込み向けのストレージ規格で、従来のeMMCからの置き換えが進んでいる。

 ストレージの要求が飛躍的に高まっているのが、自動車業界だ。自動車は近年ますますコンピュータ化が進行しており、ADAS(先進運転支援システム)やブラックボックス(センサーから取得した情報やカメラ映像の記録)、インフォティメントシステム(情報とエンターテイメントを提供するシステム)などに大容量の情報をリアルタイムで処理できる高性能かつ信頼性の高いストレージが必要になっており、Micronの UFS 3.1はこのニーズに応えるものとなる。

Micron LPDDR4X 車載用UFS 3.1のサンプル出荷、製品は第3四半期が予定されている
Micron LPDDR4X UFS 2.1に比べて、読み出しは2倍、持続的な書き込み性能が50%向上しているという
Micron LPDDR4X 自動運転/運転支援システムやインフォティメントシステムの進化により、自動車では高性能かつ信頼性の高いストレージのニーズが飛躍的に高まっており、MicronのUFS 3.1はそれに応えるものとなる
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