RTX 3070よりも性能は向上したが…… 「GeForce RTX 3070 Ti」は“Ti”に相応しいのか?(3/4 ページ)

» 2021年06月09日 22時00分 公開
[松野将太ITmedia]

PCゲームにおけるフレームレート

 続いて、実際のPCゲームを使ってフレームレート(秒間の描画コマ数)をチェックしてみよう。

 まず、設定次第で極端に高い負荷が生じる「レッド・デッド・リデンプション 2」(ロックスター・ゲームス)のゲーム内ベンチマークテストを試す。基本の画質項目は最も重くなるように設定した上で、「高度なグラフィックス」設定では、描画APIを「DirectX 12」に、それ以外は標準設定のままとして、フルHD、WQHD、4Kの3種類の解像度における平均レートと最小レートを調べた。

 本作のベンチマークモードは、フレームレートがかなり低めに出る上、数値のブレも大きくなる傾向にある。その特性がモロに影響して前世代のRTX 2080 Tiでは特に最小レートが低くなった。

 一方で、RTX 3070やRTX 2080 Tiと比べると、RTX 3070 TiはフルHDとWQHDにおいて安定して高いフレームレートを記録している。もっとも、RTX 3070との差はわずかで「明らかに優位」とは言いきれない。

 ちなみに、RTX 3070 TiとRTX 3070では4Kでのテストが実行できなかった。グラフィックスメモリが足りないからである。グラフィックスメモリの容量が求められるシーンが多いなら、当面はRTX 2080 Tiを使い続けるという選択肢も“アリ”かもしれない。

レッド・デッド・リデンプション2(フルHD) レッド・デッド・リデンプション2のフレームレート(フルHD)
レッド・デッド・リデンプション2(WQHD) レッド・デッド・リデンプション2のフレームレート(WQHD)
レッド・デッド・リデンプション2(4K) レッド・デッド・リデンプション2のフレームレート(4K)

 続いて、「CONTROL」(レメディー・エンターテインメント)をチェックしてみよう。解像度はこれまでと同様の3種類で、画質プリセットを“高”とした上で、ゲーム内の一定コースを移動した際のフレームレートをNVIDIA純正の「FrameView」を使って計測した。

 なお、このゲームはDXRにも対応しているが、このテストでは無効としている。一方、DLSS(AIベースの超解像技術)は有効にした。

 レッド・デッド・リデンプション 2の結果とは異なり、全ての解像度においてRTX 3070 TiはRTX 3070やRTX 2080 Tiを上回るフレームレートを記録した。かなり素直な印象もあるスコアだが、よくよく見てみるとフレームレートの差は10%未満に収まっている。快適さという面では、劇的な差を見いだしづらい。

CONTROLのフレームレート(フルHD、DXR無効、DLSS有効) CONTROLのフレームレート(フルHD、DXR無効、DLSS有効)
CONTROLのフレームレート(WQHD、DXR無効、DLSS有効) CONTROLのフレームレート(WQHD、DXR無効、DLSS有効)
CONTROLのフレームレート(4K、DXR無効、DLSS有効) CONTROLのフレームレート(4K、DXR無効、DLSS有効)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. シャープのコンパクトで加湿レスな空気清浄機「FU-T40-H」がセールで26%オフの2万2000円に (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー