既報の通り、Microsoftが6月24日(米国東部時間)に公開した新しいオペレーティングシステム「Windows 11」は、思っている以上に動作要件が厳しい。
同社は、自分のPCにおけるWindows 11の動作可否を判定できる「PC正常性チェック(PC Health Check)」を配信しているが、このアプリに更新があった。既にインストール済みの場合は、インターネットに接続した状態で同アプリを実行すると自動的にアップデートされる。
【更新:9時45分】初出時、PC正常性チェックへのリンクを設けていましたが、Microsoftが公開を見合わせたためリンクを削除しました。合わせて、追記も行っています
PC正常性チェックの初期バージョンでは、手持ちのPCがWindows 11にバージョンアップできない原因を表示してくれないという問題点があった。
このほど公開された新バージョンでは、Windows 10の表示言語を「英語」にするとバージョンアップできない原因が表示される。例えば、CPUの要件を満たしていない場合は「The processor isn't suppored for Windows 11.(プロセッサがWindows 11でサポートされていません)」と教えてくれる。
一方、Windows 10を日本語表示で使っている場合、アプリをアップデートしてもバージョンアップできない原因が表示されない。恐らく、メッセージの日本語化が遅れているためと思われる。
次回のアプリの更新で対応することを期待したい。
「PC正常性チェックを使って今すぐに動作しない原因を調べたい!」という人は、Windows 10の表示言語を「英語」にすれば、PC正常性チェックアプリも英語表示にできる。
表示言語を英語にする手順は以下の通りだ。なお、表示言語の追加にはインターネット接続が必要となる。
(※1)よほどのことがなければ「英語(米国)」を推奨する。イギリス風の表現やスペリングが好きな場合は「英語(英国)」でも構わない
日本語表示に戻したい場合の手順は以下の通り。
Microsoftは6月28日(米国太平洋夏時間)、PC正常性チェックの公開を一時見合わせることを発表した。Insider Preview版に対するフィードバックに集中するための措置だという。
今後、2021年秋の製品版のリリースまでに公開を再開する見通しだ。
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