キヤノンは10月5日、家庭向けインクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズの新製品として、プリント、スキャン、コピーに対応する複合機4モデルを発表した。
価格はオープンだが、同社直販「キヤノンオンラインショップ」での販売予定価格は「XK100」が4万150円、「TS8530」が3万7950円、「TS7530」が2万1450円、「TS5430」が1万3750円(いずれも税込み、以下同様)となる。発売はXK100とTS7530が10月14日(TS7530ブルーのみ11月上旬)、TS8530が11月上旬、TS5430が12月上旬からの予定だ。
フラッグシップモデルのXK100は、染料4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)と顔料ブラックの計5色ハイブリッドインクを採用する。L版のフチなしプリントは約16秒だが、1枚約9.8円と低コストなのが特徴だ。
インクも新タイプ(XKI-N21/N21シリーズ)となり、インク容量は従来のBCI-381/380シリーズの大容量(XL)と同じながら、5色マルチパックが3300円(キヤノンオンラインショップ価格)、染料4色が各627円、顔料ブラックが825円と大幅に引き下げられており、ランニングコストを重視したユーザーをターゲットにしているのが分かる。
タッチ操作に対応したパネルのサイズは2.7型で、仕事や学習でよく使う機能にすぐアクセスできる新しいユーザーインタフェース「仕事/学習モード」や、スタートボタンを押すだけでコピーが始まる「1pushコピー」機能を備えている。
PIXUS TSシリーズの最上位モデルとなるTS8530は、染料5色(シアン、マゼンタ、イエロー、グレー、ブラック)と顔料ブラックの計6色ハイブリッドインクを採用し、4.3型のタッチパネルを装備する。カラーバリエーションはレッド、ホワイト、ブラックの3色展開だ。
TS8530は直感的な操作を実現する新ユーザーインタフェースの「かんたんモードUI」が導入され、さまざまな機能にスムーズなアクセスが可能だ。L版のフチなしプリントは約16秒で、1枚約22.1円となっている。
インクが新タイプ(BCI-331/330シリーズ)となり、6色マルチパックが7810円、顔料ブラック(PGBK)が1430円(XLは2200円)、染料5色各色が1320円(XLは2090円)となる。
スマートフォンの操作に慣れた、若い世代をターゲットにしたのがTS7530だ。染料4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)と顔料ブラックの計5色ハイブリッドインクや、1.44型の有機ELパネル(タッチ操作非対応)、スタイリッシュなデザインなどを引き継ぎつつ、ボディーデザインは一新された。
L版のフチなしプリントは約16秒で、1枚約31.8円となっている。インクが改められ、新タイプ(BCI-301/300シリーズ)となり、5色マルチパックが6930円、顔料ブラック(PGBK)が1430円、染料4色各色が1540円となる。
PIXUS複合機のエントリーモデルとなるTS5430は、染料3色(シアン、マゼンタ、イエロー)と顔料ブラックという計4色んp一体型インクを採用し、L版のフチなしプリントは約36秒で、1枚約23.9円となる。
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