DDR5メモリの在庫状況は厳しいままで、金曜日の昼時点で在庫がゼロというショップが複数あった。一部のDDR5-4800キットを在庫するパソコン工房 秋葉原BUYMORE店も「たまたま入荷できただけで、残念ながら、状況が改善した感じはありません」という。他にも「旧正月までは厳しいと覚悟しないといけませんね」との声も聞いた。
その中でもパソコンSHOPアークは複数の選択肢を用意していた。先週のASUS JAPAN製マザーボードとのセット販売用DDR5キットは売り切れていたが、今週はMSI製マザーとのセットで買えるDDR5-4800 32GBキットが登場した。他にも、同店ブランドでDDR5-4800 64GBキットや16GBキットも用意している。
同店は「16GBキットでは足りないという方でも満足していただける選択肢が用意できました。もちろん潤沢ではありませんが、少しはハイエンド構成で組める可能性を広げられたのではと思います」と自負していた。
実際のところ、第12世代Core iシリーズでマシンを組む層は、ミドルレンジよりもハイエンド狙いの方が一式そろえやすいところがある。「第12世代はi7とi9の再入荷よりi5の方が少ないのが現状です。DDR4に舵を切ってCore i5で組もうにも、マザーもハイエンド向けが先行しているのでバランスが取りにくい。予算は別にして、在庫ベースで見ると素直に選ぶとハイエンド構成になっていくんですよね」(同店)
ドスパラ秋葉原本店も「ミドルレンジを狙う人は第11世代Core iシリーズで構成していますね。第12世代はモノがそろわないし、RyzenはCPUが高価ということで。全体で見ると第11世代Core iが盛り上がっています」と、補強するコメントをしていた。
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