PCパーツショップのメモリ価格表にDDR5の項目が加わって1カ月弱となるが、その欄が「売り切れ」で埋め尽くされた光景も発売当初から変わらない。対応する第12世代Core iシリーズやIntel Z690チップセット搭載マザーボードの在庫が充実する中で、DDR5メモリだけが相変わらず入手困難のままでいる。
そのような中で、パソコンSHOPアークはかろうじてDDR5メモリの在庫を残していた。同店ブランドの16GBキット(8GB×2枚組)の一部と、ASUS JAPANの「セット限定アイテム」として32GBキット(16GB×2枚組)の項目は「売り切れ」の札が外れていた。いずれもDDR5-4800で、1人1点限りの購入制限がついている。
同店は「ASUSのマザーとのセットは週末には売り切れになってしまうと思います。16GBキットの方は案外動きが鈍いので、しばらく残る可能性もありますね」と話していた。
DDR5メモリは、業界全体で供給が不足していると言われている。そのような状況下で、わずかに入荷される分量に関しては「代理店レベルで取り合いになっているんじゃないかと思います。どうにかDDR5メモリを手にしたところが、取り扱うマザーや水冷キットなどとのバンドルに使うというのは今後も出てきそうです」(別のショップ)と語る。
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