11月4日22時に第12世代Core iシリーズ(Alder Lake-S)が解禁となった。TSUKUMO eX.やパソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ドスパラ秋葉原本店が当日夜に販売イベントを実施。各ショップの通常販売は5日の開店時から始まっているが、既に入手困難になっているモデルは少なくなかった。
CPUでは最上位の「Core i9-12900K」(8万円弱)と、初回ラインアップで最安となる「Core i5-12600KF」(3万7000円前後)が売り切れとなっているショップが多い。しかし、それ以上に目立っているのはDDR5メモリの枯渇だ。
第12世代Core iシリーズはDDR4とDDR5メモリをサポートするが、発売直後の現在は新規格のDDR5メモリに注目が集中している。取材時にも筆者に在庫のあるショップを尋ねたり、在庫状況を教えてくれたりする人に複数出会ったほどだ。特に入手困難なのはオーバークロックタイプであるDDR5-5200だ。
パソコンSHOPアークは「DDR5メモリは、開店してからアッという間に売り切れましたが、DDR5-5200から先に指名されて売り切れて、それからDDR5-4800の在庫がはけていきました」という。5日夕方時点でもDDR5-4800の在庫はわずかに残しているショップもあったが、DDR5-5200の在庫は一切確認できなかった。
この枯渇状況について別のショップは「新規格のDDR5メモリに人気が集まるのは自然な流れです。もうとにかく供給量が少ないんですよ。CPUもマザーも厳しいですが、DDR5メモリはそれ以上に取り合いになっています」と解説し、ため息を漏らしていた。
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