ここからは、ベンチマークテストで新モデルの実力を調べていく。PCおよびゲーミング性能を総合的に測るベンチマークテストでの結果を、筆者が所有するGALLERIA GCRと比較してみよう。動作モードはGALLERIA Uがパフォーマンス、GALLERIA GCRはGameモードで行った。
定番のベンチマークテストである「PCMark 10」では、全体的に大きな差が付いている。特に「Digital Content Creation」は新モデルが大きくリードしているのが分かる。このテストは写真編集や動画編集の性能を計測するもので、最新世代なおかつ高性能なCPUとGPUを搭載するGALLERIA Uの性能の高さを示した感じだ。同様に、「PCMark10 Applications」ではExcelの性能が突出している。
続いて、ゲーム関連の性能を測る「3DMark」を見ていこう。こちらも素直に世代の差が現れた結果と言える。「Total」の数字を見ると、DirectX 12の性能を測る「Time Spy」で約1.7倍、DirectX 11の性能を測る「Fire Strike Extreme」では約1.7倍、「Fire Strike」で約1.4倍、CPU内蔵グラフィックスの性能を測る「Night Raid」でも約1.7倍だ。この他、リアルタイムレイトレーシングの性能を測る「Port Royal」でも大きく差が開いた。
定番のゲームタイトルである「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FFXVベンチ)と「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FFXIVベンチ)も実施した。
ゲーミングPCでないと十分な動作を期待できないFFXVベンチだが、GALLERIA GCRでもそこそこのスコアを出したものの、高品質では「やや快適」という判定だった。それに対してGALLERIA Uは「とても快適」という結果になった。
FFXIVベンチではどの品質でも「非常に快適」となったGALLERIA Uに対して、GALLERIA GCRは高品質(ノートPC)で「とても快適」にとどまった。
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