15.6型の液晶ディスプレイは、1920×1080ピクセル表示が可能だ。薄型ベゼルなので画面を大きく感じられる。リフレッシュレートは240Hzと、ゲーミングPCらしい仕様だ。動きが激しいFPSや格闘などのゲームタイトルだけでなく、通常のWeb画面のスクロールもなめらかだ。
液晶パネル上部にはWindows Hello対応のカメラを内蔵しており、一度登録を済ませれば顔認証でのログオンが可能になる。顔認証でのログオンはとても便利で、一度使うと離れられないほどだ。
キーボードは、テンキーを省いた日本語配列の88キーメカニカルキーボードを採用する。筆者の所有しているGALLERIA GCRはテンキーまで用意されているキーボードなのだが、これがまたクセ者で、通常の文字入力エリアがキーボード面の左になるため、ホームポジションが左に寄ってしまい慣れるまでに時間がかかる。筆者の場合はこの左に寄ってしまう配列になじめなかったので、ノートPCをスタンドで上にあげ、その下に滑り込ませる形でコンパクトな60%キーボードを配置して使っている。
その点、新モデルはEnterキーの右側に一部のキーがあるものの、テンキーを省くことでセンターポジションのズレを解消している。
キーピッチは実測で約19mm、キーストロークは約2mmを確保する。キーはメカニカルタッチのものとなっており、キーストロークもあるので打ちやすい。ゲーミングPCらしくRGB LEDによるライティングに対しており、色鮮やかに光る。タッチパッドは左右クリックと一体型だ。左上のエリアをダブルタップするとタッチパッドを無効にできる。
キーボード右上に電源ボタン、その左隣にあるボタンで「バッテリー節電モード」「バランス化モード」「パフォーマンスモード」を切り替えられる。パフォーマンスモードではフルパワー、バランス化モードがそれよりやや抑えたモード、バッテリー節電モードではパワーをかなり抑えた動作で使える。
GALLERIA Uはシステムに負荷をかけ続けるとファンの風切り音が耳に付くので、仕事でOfficeソフトなどを使っている場合は、バランス化モードで使う方がよいだろう。なお、ファンのコントロールなどはメニューから「Intel NUC Software Studio」をベースにした「GALLERIA Gaming Center」で設定できる。
ストレージだが、評価機にはPCI Express Gen 4で容量1TBの「Sabrent Rocket NVMe PCIe 4.0 M.2 SSD」が採用されていた。
続いて、ベンチマークテストで本製品のパフォーマンスを見ていこう。
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