米Microsoftは1月25日(現地時間)、Windows向け更新プログラムを公開した。今回の更新は「Cリリース」という分類に入るもので、月例アップデートに先立って機能改善や不具合修正のプログラムを提供するものだ。
Cリリースで提供した内容は、次回以降の月例アップデートでも提供される。そしてCリリースには、セキュリティ関連の修正は入らない。
今回の更新プログラムは、Windows 10/11に向けたもので、Windows 11においてハードウェアアクセラレーションを利用しているBluetoothオーディオ機器が応答を停止する問題などを修正している。
Windows 11における修正点としては、アプリが動作中でないにもかかわらず、タスクバーのアイコンがアクティブ表示になってしまう問題や、ミュートしていないのにタスクバーの音量アイコンがミュート表示になってしまう問題、複数のディスプレイを使用しているときに、PCが停止してしまう問題、2台目のディスプレイのタスクバーにアイコンが表示されない問題に対応した。
さらに、対応するシステムで、ディスプレイの輝度を自動的に調節する機能を改善し、低照度環境での応答速度を上げた。
Windows 10では、Internet Explorer 11にサポート終了が近づいていることを知らせる表示を出すようにした他、新しい日本語かな漢字変換システムを使用しているときに、Microsoft Officeが停止してしまう問題や、USB接続のプリンタで正しく印刷できない問題、Microsoft Edgeでサラウンドオーディオを再生するときに発生する問題などを修正している。
今回の修正プログラムは「オプション」となっており、問題が発生していない環境にはインストールする必要はない。インストールするには、Windows Updateでオプションの更新プログラムを選択して導入することになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.