先ほど述べた通り、M4の設定全般はArmoury Crateで行う。Webページからダウンロードしてインストールし、Armoury Crateを起動すると、左にキーボードとマウスが重なっているアイコンが表示される。
こちらをクリックし、「TUF GAMING M4 AIR」という項目をクリックすると設定画面が表示される。設定項目は「ボタン」「パフォーマンス」「キャリブレーション」「ファームウェアの更新」の4項目で構成されている。
ボタン画面はそれぞれのボタンに割り当てる項目を決定する。ボタンの割り当て変更は、マウスとしての機能以外にも、キーボードの特定のキーを設定したり、マルチメディアキーやWindowsショートカット、文字入力などを指定できたりする他、Armoury Crate自身を起動するようにも設定できる。ボタンを押すだけで呼び出せるので便利だ。
パフォーマンスでは4種類のDPIとポーリングレート、アングルスナップを設定する。FPSなどをプレイする際にはDPIを切り替えて使うと便利なので、好みに応じて設定しよう。
筆者の場合は、特にデフォルトの数値で問題に感じたことはなかった。仕事でオフィスアプリなどを扱う場合は3200DPIに設定し、ゲームをプレイするときは1600DPIと、それぞれに応じて変更した。
ポーリングレートはマウス自体の応答時間を変える設定だが、特に変更しなかった。他にも「アングルスナップ」という項目があり、これをオンにしておくとマウスの動きを補正してくれる。
キャリブレーションの項目からは、「リフトオフディスタンス」(マウスパッドからの感知距離)を設定可能だ。ROGブランドのマウスだと任意の距離に設定できるが、M4の場合は「高」と「低」の2種類を選べるだけだ。
試しに隙間ゲージを置いて測ったところ、高だと1.65mm、低だと1.9mmという結果となった。マウスを動かした際にカーソルが飛ばないようにしたい場合は、「高」を選んでおくとよいだろう。
ここまで紹介した項目は、「Profile」として3つまで保存できる。ゲームによって使い分けるなど、活用したい。
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