先週、AMDのRyzen 5000シリーズに3モデルが加わった。主な仕様と価格は下の通りだ。Ryzen 7 5700Xのみ、CPUクーラーが付属しない。
型番 | コア | スレッド | 動作周波数 | TDP | 内蔵GPU | 税込み価格 |
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Ryzen 7 5700X | 8コア | 16スレッド | 3.4GHz〜4.6GHz | 65W | − | 4万3000円弱 |
Ryzen 5 5600 | 6コア | 12スレッド | 3.5GHz〜4.4GHz | 65W | − | 2万9000円弱 |
Ryzen 5 5500 | 6コア | 12スレッド | 3.6GHz〜4.2GHz | 65W | − | 2万3000円強 |
5700Xは既存の5800Xと5600Xの間を埋めるラインアップで、5600/5500は5600Xより安価なGPUなしモデルとして選択肢を広げる位置づけとなる。ドスパラ秋葉原本店は「ライバルのCore i5が品薄傾向にあるので、タイミング的にもラインアップ的にもベストだったと思います」と評価する。
また別のショップは「Ryzen 5000シリーズの値下げをほぼ恒常化したことで自社内での喰いあいが起きる心配がありましたが、ちょうどいい具合に収まりましたね」とホッとしている様子だった。
発売当日の売れ行きは、5700Xが抜きん出ているというショップが多かった。TSUKUMO eX.は「TDP 65Wで8コア使えるということで、(同じRyzen 7でTDP 105Wの)5800Xよりもこちらを選ぶ明確な理由がありますしね。ただ、5600/5500もAMDでマシンを組む際のいい選択肢になると思います」と評価していた。
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