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無料VPNサービス「Microsoft Edge Secure Network」発表 Canaryチャネルでテストを開始

» 2022年05月17日 17時30分 公開
[山本竜也ITmedia]

 米Microsoftは5月12日(現地時間)、Edgeブラウザの新機能として、Microsoft Edge Secure Networkを発表した。大手CDNサービスのCloudflareと提携して提供されるVPNサービスで、月1GBまで無料で利用できる。Insider向けのCanaryチャネルにて、小規模なユーザーを対象にプレビュー版として提供が開始されている。

MicrosoftはEdgeに組み込みのVPNサービス「Microsoft Edge Secure Network」を発表した

まずは小規模なユーザーを対象にプレビュー版として提供

 既に連載の「Edgeブラウザの最新機能とIE11のサポート終了」で触れられているが、Microsoft Edge Secure Networkは、空港やレストラン、ホテルなどの公共Wi-Fiに接続する場合でも、通信を暗号化して安全に利用できるサービスだ。Microsoft Edge Secure Networkを利用するメリットとして、「接続の暗号化」「オンライン追跡の防止」「位置情報の非表示」が挙げられている。

 主要ブラウザでは、OperaやMozillaが組み込みのVPNを提供している他、Googleもクラウドサービス「Google One」のオプションとしてVPNを一部地域で提供している。

 Microsoft Edge Secure Networkは無料で利用できるが、データ量は毎月1GBまでに制限されている。少なくともプレビュー期間中は1GBを超えての利用はできないようだ。

Edgeのシールドアイコンをクリックすると、利用したデータ量を確認できる

 また、利用するためにMicrosoftアカウントにサインインする必要がある。最小限のサポートデータと毎月のデータ使用量を追跡するためとのことだ。サービスを提供するCloudflare側でも、不具合診断やサポートに必要なデータを集めるが、25時間ごとに完全に削除するとしている。

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