台湾Acerは5月18日(台湾時間)、オンラインイベント「next@acer」において、環境配慮ブランド「Vero」のポートフォリオを拡充することを発表した。2022年はノートPCに加えて、プロジェクター、液晶ディスプレイ一体型デスクトップPC、プロシューマー向けディスプレイやキーボード/マウスを順次投入していくという。
なお、一部の製品には日本語の情報ページもあるが、日本市場での展開は現時点において未定となっている。
「Aspire Vero」は第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を搭載するノートPCで、一部のモデルは「Intel Evoプラットフォーム」にも準拠している。2022年は14型モデルに加えて15型モデルも登場する。米国では9月に発売を予定しており、最小構成の想定価格は両モデル共に749.99ドル(約9万6500円)だ。
ボディーケース(トップ、ボトム、ベゼル)には30%、キーキャップには50%のリサイクル樹脂素材(PCRプラスチック)を配合しており、タッチパッドにはオーシャンガラスを配合している。包装箱は再生紙を最大で85%配合しており、整頓箱やノートPCスタンドとして100%再利用できるように配慮されている。本体を包む袋やキーボードシートは再生プラスチックを100%使って作られている。
主な仕様は以下の通りだ。
「Veriton Vero All-In-One」は、ビジネス向けの24型液晶ディスプレイ一体型デスクトップPCで、ボディーケースには30%のPCRプラスチックを配合している。包装箱は再生紙を最大で85%配合しており、整頓箱などとして100%再利用できるように配慮されている。修理のしやすさにも配慮しているという。米国では10月の発売を予定しており、最小構成の想定価格は799ドル(約10万2700円)となる。
主な仕様は以下の通り。
「Acer Vero B247Y G」は23.8型、「Acer Vero CB273」は27型の液晶ディスプレイで、ボディー素材の85%にPCRプラスチック、5%に海洋漂着プラスチック(OBP)を配合しているという。米国では2022年第3四半期(7〜9月)の発売を予定しており、想定価格はB247Y Gが199.99ドル(約2万5700円)、CB273が349.99ドル(約4万5000円)となっている。
最大解像度は両モデル共にフルHDで、ΔE値は1未満となっている。ドイツTUV Rheinland(テュフ・ラインランド)の認証を取得したハードウェアベースのブルーライトカット機能も備える。CB273はDisplayPort入力とUSB PD(Power Delivery)を兼ねるUSB Type-C端子を備えている。
「Vero PD2325W」は最大輝度2200ルーメンの低消費電力プロジェクターだ。映像の最大投影(出力)解像度はWXGA(1280×800ピクセル)、最大入力解像度は1920×1200ピクセルとなる。コントラスト比は最大200万:1で、最大寿命は3万時間(エコモード時:標準モードでは最大2万時間)となっている。
米国では2022年第3四半期の発売を予定しており、想定価格は559ドル(約7万1900円)だ。
「Vero Keyboard」「Vero Mouse」は、トップカバーに65%のPCRプラスチックを、ボトムカバーに30%のOBPを配合したキーボードとマウスだ。長期間の利用に耐えられるようにスイッチなどの耐久性を強化した他、消費電力を削減して最大18カ月間のバッテリー駆動を実現したという。
ビジネス向けモデル(Black)とコンシューマー向けモデル(Charcoal grayとBright yellowのツートーン)が用意されており、いずれも米国では2022年11月の発売を予定しており、想定販売価格はVero Mouseが29.99ドル(約3860円)、Vero Keyboardが79.99ドル(約1万300円)となっている。
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