32型の大画面を備えた一体型PC「Yoga AIO 9i Desktop」登場 「単体でモーションキャプチャーできるPC」のコンセプトモデルも披露CES 2023

» 2023年01月06日 01時00分 公開
[ITmedia]

 Lenovoは1月6日(米国太平洋時間)、ディスプレイ一体型のデスクトップPC「Yoga AIO 9i Desktop」を発表した。北米では2023年第3四半期(7〜9月)の発売を予定しており、最小構成の想定価格は2099.99ドル(28万円)となっている。

 また同社は、新しいホームデバイス(PC)の構想「Project Chronos」も披露したが、こちらの市販予定はない。

 なお、今回発表されたモデルの日本における展開は未定となっている。

デザインを重視つつもハイエンドな「Yoga AIO 9i Desktop」

 Yoga AIO 9i Desktopは第13世代CoreプロセッサのHシリーズを搭載し、独立GPUとしてGeForce RTX 40 Laptopシリーズを搭載する。メインメモリはLPDDR5規格で、容量は16GBまたは32GBとなる(増設/換装不可)。

Lenovo Yoga AIO 9i Desktop

 ディスプレイは32型のIPS液晶で、解像度は4K(3840×2160ピクセル)となる。DisplayHDR 600に準拠するHDR表示も可能だ。その上部には、顔認証にも対応する約500万画素のWebカメラを配している。内蔵スピーカーは4基構成で、Harman Kardonの監修を受けている。

 ポート類はUSB4端子 、USB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、HDMI 2.1出力、イヤフォン/マイクコンボ端子と電源入力端子を備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応する。

Project Chronos

 Project Chronosは、特別なデバイスを追加で用意することなく全身のモーションキャプチャー取れるというホームデバイス(PC)のコンセプトモデルだ。OSはWindows 10で、その上で自社開発したソフトウェア「Chronos(クロノス)」を稼働するという。

Lenovo Project Chronos

 本体には深度測定も可能なカメラを内蔵しており、これによりモーションキャプチャーを取れるようになっている。全身アバターの制作に加え、モーションコントロールを使ったゲームのプレイやフィットネスサービスの利用も想定しているようだ。

 CPUは第13世代Coreプロセッサで、独立GPUも搭載している。メインメモリは最大32GB、ストレージは最大512GBのSSDを備える。本体には先述のカメラの他、2基の6Wスピーカーも内蔵する。

 ポート類はUSB 3.2 Gen 2端子(端子形状は不明)、有線LAN端子(1000BASE-T)×2、電源入力端子、DisplayPort出力端子×3とmini DisplayPort出力端子×4を備えている。

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