富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は1月23日、ノートPC「LIFEBOOK」の2023年春モデルを発表した。発売予定時期はシリーズによって異なり、1月27日から順次販売を開始する予定だ。
【訂正:17時50分】初出時、UHシリーズにおいて顔認証に対応する旨を記載していましたが、実際は非対応となります。おわびして訂正いたします
モバイルノートPC「LIFEBOOK UHシリーズ」は、2023年春モデルからディスプレイを14型(アスペクト比16:10)に大型化する。同一クラスにおける世界最軽量へのこだわりも捨てておらず、軽量モデルの「LIFEBOOK UH-X/H1」はクラムシェルタイプの14型ドライブレスノートPCとしては世界最軽量(FCCL調べ)となる約689gを実現し、よりパワフルな「LIFEBOOK UH90/H1」についても約848〜858g(カラーにより異なる)という軽量ボディーを実現した。
先述の通り、UH-X/H1はクラムシェルタイプの14型ドライブレスノートPCとしては世界最軽量の約689gを実現している。軽量ボディーを実現するために、ボディーカラーはピクトブラックのみとなる。量販店モデルの税込み想定販売価格は24万円弱だ。
CPUは第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のUシリーズに属する「Core i7-1355U」(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)で、メインメモリは16GB(LPDDR5規格、増設/換装不可)を備える。ストレージは512GBのPCI Express 4.0接続のSSDを搭載する。OSはWindows 11 Proをプリインストールし、Microsoft Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは14型のTFT液晶で、最大解像度は1920×1200ピクセルとなる。超狭額縁設計とロゴ類の場所移動により、設置面積は旧来の13.3型UHシリーズとほぼ同等に抑えている。
Webカメラは約207万画素でフルHD撮影に対応する。先にリリースされた「LIFEBOOK CHシリーズ」の2022年冬モデルで好評だったAIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」もプリインストールしている(他の2022年春モデルも同様)。
スピーカーはステレオ(2基)構成であることに変わりはないが、ボックスの容量を25%大きくすることで低音域の再生能力が向上している。Dolby Atmosによる仮想サラウンドも利用可能だ。
キーボードは日本語配列だが、CHシリーズと同様にかな表記のないキートップを採用している。電源ボタンには指紋センサーを統合した。
ポート類は、左側面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、HDMI出力端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E(6GHz帯も利用可能なIEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2を利用できる。
ボディーサイズは約308.8(幅)×208(奥行き)×15.8〜17.3(厚さ)mmとなる。バッテリー容量は25Whで、駆動時間は後日発表される。
UH90/H1はパワフルなCPUと大容量バッテリーを軽量ボディーに搭載したモデルで、ボディーカラーはピクトブラックの他、シルバーホワイトとフロストグレー(新色)の3つから選択可能だ。量販店モデルの税込み想定販売価格は24万円弱となる。
CPUは第13世代CoreプロセッサのPシリーズに属する「Core i7-1360P」(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)で、「Intel Evoプラットフォーム」にも準拠する。メインメモリは16GB(LPDDR5規格、増設/換装不可)を備え、ストレージは512GBのPCI Express 4.0接続のSSDを搭載する。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。
ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、HDMI出力端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。Thunderbolt 4端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
バッテリー容量は84Whで、連続駆動時間(※1)は最長で約29.5時間となる。本体重量は、ボディーカラーによって異なる。
他の主なスペックは、UH-X/H1と同様だ。
(※1)JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0に基づく自社測定値(以下同)
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