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最軽量は“約634g”を維持 13.3型モバイルノートPC「LIFEBOOK UH」に第12世代Coreプロセッサモデル登場

» 2022年06月14日 17時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は7月中旬、13.3型モバイルノートPC「LIFEBOOK UH」の新モデルを発売する。2021年10月に発表されたWindows 11プリインストールモデルのラインアップの一部を入れ替える形で投入されるもので、いずれもCPUを第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のPシリーズとした上で、Bluetoothを活用した紛失防止タグ「Tile(タイル)」にも対応している(※1)。

(※1)Tile機能を利用する場合は、プリインストールされているアプリから有効化(ユーザー登録)をする必要がある

LIFEBOOK UH-X/G2(最軽量モデル)

 「LIFEBOOK UH-X/G2」は、13.3型クラムシェルノートPCとして“世界最軽量”を目指している「LIFEBOOK UH-X」の最新モデルだ。先代の「LIFEBOOK UH-X/F3」から約634gの軽量モデルは継承しつつ、CPUをCore i7-1255U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)に置き換えている。ボディーカラーはピクトブラックのみで、税込みの想定販売価格は23万9800円となる。

LIFEBOOK UH-X/G2 LIFEBOOK UH-X/G2

 メインメモリはLPDDR4X規格の16GBで、増設/換装には対応しない。ストレージは512GBのPCI Express接続SSDを備える。OSはWindows 11 Proをプリインストールし、Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。

 ディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)の13.3型IGZO液晶となる。WebカメラはHD(1280×720ピクセル)撮影に対応する約92万画素センサーを搭載している。生体認証用の指紋センサーは電源ボタンに統合されている。

 ポート類は左側面にUSB 3.1 Type-C端子×2、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。USB 3.1 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。

 ボディーサイズは約307(幅)×197(奥行き)×15.5(厚さ)mmとなる。バッテリー駆動時間(JEITAバッテリ駆動時間測定法 Ver.2.0による計測値、以下同)は最長約11時間だ。

LIFEBOOK UH90/G2

 「LIFEBOOK UH90/G2」はUH-X/G2から少し重量が増える一方で、容量ベースで約2.6倍のバッテリーを搭載していることが特徴だ。バッテリー駆動時間は最長29.5時間と大幅に伸びる。ボディーカラーはピクトブラックの他、シルバーホワイトやガーネットレッドも選べる。税込みの想定販売価格は22万9800円となる。

シルバーホワイト LIFEBOOK UH90/G2(シルバーホワイト)
ガーネットレッド LIFEBOOK UH90/G2(ガーネットレッド)

 基本スペックは先述のUH-X/G2と共通するが、バッテリーの容量以外にも以下の通り差異がある。

  • メインメモリの容量が8GBに
  • プリインストールOSがWindows 11 Homeに
  • USB 3.1 Type-C端子がThunderbolt 4(USB4)端子に
  • キーボードがLEDバックライト付きに

 本体重量は、ピクトブラックが約818g、シルバーホワイトが約834g、ガーネットレッドが約828gとなる。

LIFEBOOK WU2/G2

 「LIFEBOOK WU2/G2」は、直販(富士通WEB MART)限定で販売されるカスタマイズ(CTO)モデルだ。ベーススペックは、UH-X/G2がベースとなる「最軽量モデル」、UH90/G2がベースとなる「軽量モデル」、軽量モデルのピクトブラックをベースに5G通信モジュールを搭載した「5Gモデル」が用意されている。

 最小構成時の税込み販売価格(キャンペーン適用済み、以下同)は、最軽量モデルが17万9317円、軽量モデルが14万7723円、5Gモデルが22万9800円となる。

 主なカスタマイズ項目は以下の通りだ。

  • 搭載するCPUの変更(5Gモデルを除く)
    • 軽量モデルはCore i3-1215U(Pコア2基4スレッド+Eコア4基4スレッド)やCore i5-1235U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)を選択可能
    • 最軽量モデルはCore i5-1235Uを選択可能
  • メインメモリの容量変更
    • 4GB(Core i3構成のみ)、8GB、16GB、32GBから選択可能
  • SSDの容量変更
    • 256GB、512GB、1TB、2TBから選択可能
  • バッテリー容量の変更(軽量モデルのみ)
    • 25Wh(UH-X/G2に搭載)または64Wh(UH90/G2に搭載)から選択可能
  • キーボードバックライトの有無(最軽量モデルを除く)
  • プリインストールOSの変更
    • Windows 11 HomeまたはWindows 11 Proから選択可能
  • オフィスアプリの有無と種類の変更
    • アプリ付きの場合はWPS Office2 StandardまたはOffice Home & Business 2021から選択可能

 なお、量販店モデルとは異なり、軽量モデルはThunderbolt 4端子ではなくUSB 3.1 Type-C端子を備える。直販モデルでThunderbolt 4端子を使いたい場合は、5Gモデルまたは後述の「FMV Zero」を選ぶ必要がある。

FMV Zero LIFEBOOK WU4/G2

 「FMV Zero LIFEBOOK WU4/G2」は、先述のWU2/G2の軽量モデルのピクトブラックをベースに「ハイリテラシーユーザー」向けに以下の要素を追加したものだ。最小構成時の税込み販売価格は17万9858円となる。

  • プリインストールアプリの削減
  • 専用の天板とキーボードの装備
FMV Zero FMV Zero LIFEBOOK WU4/G2

LIFEBOOK WU3/G2

 LIFEBOOK WU3/G2は、コンバーチブルタイプの13.3型2in1ノートPCで、直販限定で販売される。ボディーカラーはピクトブラックまたはガーネットレッドで、最小構成時の税込み販売価格は17万4748円となる。

LIFEBOOK WU3/G2 LIFEBOOK WU3/G2

 CPUはCore i5-1235UまたはCore i7-1255Uとなる。メインメモリはLPDDR4X規格で、容量は8GB、16GB、32GBから選択できる(Core i5構成は8GB固定)。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量は256GB、512GB、1TB、2TBから選べる。OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proをプリインストールする。

 ディスプレイはタッチ操作/ペン入力に対応する13.3型液晶で、本体に収納できるアクティブペンも付属する。Webカメラは2基構成で、インカメラはフルHD撮影と顔認証に対応する約207万画素センサーを、アウトカメラは約500万画素のセンサーを搭載する。指紋認証には対応しない。

 ポート類は左側面にUSB 3.1 Type-C端子×2、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。USB 3.1 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。無線通信はWi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応する。

 キーボードは日本語配列で、オプションでLEDバックライト付きの「かな表記なし」のものも選択できる。バッテリー容量は25Whと64Whから選択可能で、駆動時間は25Wh構成が約11.5時間、64Wh構成は約29.5時間となる。

 ボディーサイズは約309(幅)×214.8(奥行き)×16.9(厚さ)mmで、重量は25Whバッテリー構成が約868gから、64Whバッテリー構成が約989gからとなる。

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