富士通クライアントコンピューティング(FCCL)がクラウドファンディングで出資を募ったワイヤレスキーボード「LIFEBOOK UH Keyboard」。出資は順調に推移し、3月16日から順次発送が始まっている。
筆者は出資の募集開始日(2021年7月15日)にGarnet Red(ガーネットレッド)のキーボードを注文した。このカラーは1000台以上の出資(販売)を条件に製品化される予定だったが、2021年9月1日までに製品化が決定。胸をなで下ろしたのもいい思い出である。
“いい思い出”という言葉の通り、出資したことをすっかり忘れていたのだが昨日(3月24日)、手元に届いたので実物をチェックしていこう。
【訂正/追記:3月28日10時】初出時、LIFEBOOK UH KeyboardがAndroid端末でも理論上は使える旨を記載していましたが、改めて検証した結果、正常に認識できないことが確認できました。おわびして訂正すると共に、確認結果を追記しました
LIFEBOOK UH Keyboardは一般販売も予定されている。一般販売版に関する詳細は未定だが、クラウドファンディング版との間で分かっている唯一の差異が「プレミアムデザインパッケージ」である。簡単にいえば、本体が入っているパッケージ(箱)が異なる。
外装保護箱を開けると、段ボール製の中仕切りが入っている。恐らく、開封時にカッターナイフなどで誤ってパッケージに傷を付けないようにする配慮だと思われるが、丁寧な梱包(こんぽう)に少し感動してしまった。
中仕切りをどけると、ついにプレミアムデザインパッケージが姿を見せる……のだが、これも緩衝材で覆われている。かなり厳重な荷造りぶりだ。
緩衝材を取り外すと、キーボードの原寸大プリントが目に入る。これはプレミアムデザインパッケージの一部を構成する“覆い”である。これを外すと、いよいよパッケージ本体にアクセスできる。
覆いを取り外すと、富士通ブランドPCの40周年記念ロゴが目に入る。「ああ、これは“記念品”なのだ」という思いを新たにするところである。
パッケージを開けると、キーボード本体とノートPC風の印字が目に入る。LIFEBOOK UH Keyboardは、その名の通り現行のLIFEBOOK UHシリーズに搭載されているキーボードがベースである。ノートPC風の印字を見ると「ノートPCから“くりぬいた”キーボードなのだ」と強く印象付けられる。
パッケージ内部のタッチパッドのクリックボタン周辺をよく見ると、切り抜きが入っている。ここを開けると、間仕切りが姿を見せる。この間仕切りにはUSBケーブルが入っており、あらかじめどかしておくとキーボード本体を取り出しやすい。
USBケーブルはUSB 2.0 Type-A to Type-Cタイプで、Type-CコネクターはL字型となっている。L字型コネクターなので、壁面ギリギリでも差し込みやすい。このケーブルはキーボードの内蔵バッテリーの充電に加えて、USBキーボードとして使う際にも利用する。
キーボード本体を取り外すと、付属書類が姿を見せる。取扱説明書兼保証書に加えて、消毒液の利用に関する注意書きも封入されている。注意書きを読む限り、消毒液を使ったことに起因すると思われるPC故障が増えているようだ。手入れをする際にはよく気を付けたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.