15.6型「LIFEBOOK AH」に新モデル CPUをパワーアップしてより快適に直販モデルは64GBメモリ搭載可

» 2022年06月14日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は6月14日、15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」の新モデルを発表した。一部モデルを除き第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を搭載することで基本性能を底上げした他、新たに「スマホ写真&動画バックアップアプリ」をプリインストールしてスマートフォンとの連携機能を強化したことが特徴だ。新製品は6月17日から順次発売される。

AHシリーズ LIFEBOOK AHシリーズ

LIFEBOOK AH(プレミアムモデル)の概要

 LIFEBOOK AHのプレミアムモデルは、量販店向けには「AH50/G2」「AH53/G2」「AH77/G2」の3仕様が用意される。直販(富士通WEB MART)では各モデルをベースとするカスタマイズ(CTO)モデルも購入可能だ。税込みの想定販売価格と、発売予定時期は以下の通り。

  • LIFEBOOK AH50/G2:16万4800円、7月中旬発売予定
  • LIFEBOOK AH53/G2:20万9800円、7月中旬発売予定
  • LIFEBOOK AH77/G2:22万4800円、6月17日発売
  • CTOモデル:7月中旬発売予定(一部構成は6月中旬に先行発売)
LIFEBOOK AH77/G2 LIFEBOOK AH77/G2(ブライトブラック)

 CPUは、AH53/G2とAH77/G2がCore i7-1260P(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)を、AH50/G2がRyzen 7 5700U(1.8GHz〜4.3GHz、8コア16スレッド)を搭載する。AH50/G2をベースとするCTOモデル「LIFEBOOK WAB/G2」ではRyzen 3 5300U(2.6GHz〜3.8GHz、4コア8スレッド)も選択可能だ。

 メインメモリはDDR4-3200規格のSO-DIMMスロットに装着されており、AH50/G2とAH53/G2は8GB(4GB×2)、AH77/G2は16GB(8GB×2)を標準搭載している。仕様上の最大容量は、量販店モデルとCTOモデルのRyzen構成は最大32GB(16GB×2)、CTOモデルのCore i7構成(LIFEBOOK WA3/G2)は最大64GB(32GB×2)となっている。ただし、メインメモリの換装/増設を行う場合は、メーカーの「メモリ増設サービス」を利用する必要がある。

 ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量は量販店モデルが512GB、CTOモデルが256GB、512GB、1TBのいずれかとなる。搭載する光学ドライブは、AH50/G2がDVDスーパーマルチドライブ、AH53/G2とAH77/G2がBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブ、CTOモデルがDVDスーパーマルチドライブとBlu-ray Discドライブの選択制となる。

 OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Office Home & Business 2021のライセンスも付属する。CTOモデルではOfficeについて「付属なし」「WPS Office2 Standard Edition(キングソフト製)付属」「Office Personal 2021付属」も選択できる他、Core i7構成の一部ではOSをWindows 11 Proとすることもできる。

 ディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)の15.6型液晶で、AH77/G2は縁との段差のない「フルフラットパネル」を採用している。CTOモデルのCore i7構成は通常パネルとフルフラットパネルの両方を選べるようになっている。

 WebカメラはHD(1280×720ピクセル)の撮影に対応する約92万画素センサーで、物理的なシャッターを備えている。フルフラットパネル構成のカメラは顔認証にも対応する。

フルフラットパネル LIFEBOOK AH77/G2は縁との段差がない「フルフラットパネル」を採用している。CTOモデルでもCore i7構成なら選択可能だが、ボディーカラーがピクトブラックのみとなる

 ポート類は、左側面に有線LAN(Ethernet)端子、USB 3.1 Type-C端子、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A端子と電源端子を備えている。USB 3.1 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力やDisplayPort Alternate Modeによる映像出力には対応しない。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。

 AH77/G2とCTOモデルのフルフラットパネルを備える構成は、HDMI入力にも対応する。ただしHDMI出力端子とポートを共有するため、映像出力と映像入力は“排他”となる。

HDMI入力 AH77/G2とCTOモデルのフルフラットパネル構成は、HDMI入力にも対応する

 ボディーカラーはモデルによって以下から選択できる。

  • AH77/G2、CTOモデル(Core i7のフルフラットパネル、Ryzen 3モデル):ブライトブラック
  • AH50/G2、AH53/G2、CTOモデル(Core i7の通常パネル):ブライトブラック、ファインシルバー、メタリックブルー
  • CTOモデル(Ryzen 7モデル):ブライトブラック、メタリックブルー

 ボディーサイズは約360(幅)×235.5(奥行き)×25(厚さ)mmで、重量は以下の通りとなる。

  • AH77/G2、CTOモデル(Core i7のフルフラットパネル):約1.9kg
  • その他のモデル:約1.7kg
LIFEBOOK AH53/G2 LIFEBOOK AH53/G2(ファインシルバー)
LIFEBOOK AH50/G2 LIFEBOOK AH50/G2(メタリックブルー)

LIFEBOOK AH(スタンダードモデル)の概要

 LIFEBOOK AHのスタンダードモデルは、第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を採用してパフォーマンスの底上げを図った。量販店モデル(LIFEBOOK AH45/G2)の税込みの想定販売価格は14万4800円で、6月17日に発売される。AH45/G2をベースとするCTOモデル(LIFEBOOK WA3/G2)も6月中旬に発売となる予定だ。

LIFEBOOK AH45/G2 LIFEBOOK AH45/G2(プレミアムホワイト)

 CPUはCore i3-1115G4(3GHz〜4.1GHz、2コア4スレッド)を搭載する。メインメモリはDDR4-3200規格のSO-DIMMスロットに装着されており、量販店モデルには標準で8GB(4GB×2)を備えている。最大容量は32GB(16GB×2)となっているが、メインメモリの換装/増設を行う場合は、メーカーの「メモリ増設サービス」を利用する必要がある。

 ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量は量販店モデルが256GB、CTOモデルが256GB、512GB、1TBのいずれかとなる。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとなるが、CTOモデルではBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブを搭載することもできる。

 ディスプレイはフルHDの15.6型液晶となる。WebカメラはHD撮影に対応する約92万画素センサーを搭載している。

 ポート類は、左側面に有線LAN(Ethernet)端子、USB 3.1 Type-C端子、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 2.0 Type-A端子と電源端子を備えている。USB 3.1 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力やDisplayPort Alternate Modeによる映像出力には対応しない。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。

 ボディーカラーはプレミアムホワイトとメタリックブルー(量販店モデルのみ)から選べる。ボディーサイズは約361(幅)×244(奥行き)×27(厚さ)mmで、重量は約2kgとなる

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