台湾・台北で6月2日まで開催されている「COMPUTEX TAIPEI 2023」のメイン会場は「南港展覧館(TaiNEX)」だ。しかし、南港展覧館ではなく近隣のホテルに「プライベートブース」を設けて展示会を行うメーカーも少なくない。
米国のPC/PC周辺機器メーカーである「Corsair(コルセア)」も、そんなプライベートブースを設けた1社である。どのような展示があったのか、ピックアップしてお伝えする。
まず、Corsairの子会社であるElgato製のコントローラーデバイス「Stream Deck」と連携した照明/サウンド操作の展示を見てみよう。
Stream Deckは、ライブ配信時の照明/サウンドのコントロールやアプリの起動といった操作をボタンを押すだけで行えるデバイスだ。可変表示(ディスプレイ)の有無やボタン数によって幾つかのモデルが用意されている。
Stream Deckで扱える操作は、ユーティリティー単体で対応できるものもあれば、別途アドオンアプリが必要なものもある。どちらにしても、Stream Deckでできることは思う以上に豊富で、しっかり設定すればかなり便利なツールとなりうる。特にPCゲームのライブ配信をする機会の多い「実況者」にはお勧めしたい周辺機器だ。
ちなみに、Steam Deckにはスマートフォン/タブレットアプリ版の「Stream Deck Mobile」も用意されている(30日間無料)。どんなふうに使えるのか気になる人は、ぜひ試してみてほしい。
ビデオ(Web)会議などで資料を見ながら話す際に、どうしても視線が下を向いてしまうことに悩んでいる人も多いだろう。
もしもElgato製のWebカメラを使っているなら、是非とも試してみてほしいのがユーティリティーアプリ「Camera Hub」に用意されるアイコンタクト機能だ。現時点ではまだ開発途中でβ実装とのことだが、視線がズレてしまっても、正面を向いて常に話しているように見えるようになる。
筆者としては、早く正式実装してほしい機能である。
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