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Qi充電に対応、オンライン会議に適した折り畳みヘッドセット「Jabra Evolve2 65 Flex」を試す(1/3 ページ)

» 2023年07月18日 12時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 コロナ禍も落ち着きを見せ始め、在宅勤務からオフィスに戻って仕事をする人も増えてきた。ただし、オフィスへの出社前提ではなく、自宅などオフィス以外での業務、いわゆるハイブリッドワークを認める会社も増えている。

 そうした勤務形態では、自宅以外でもコワーキングスペースやカフェなど、周囲が静かとはいえない環境でオンライン会議に参加する機会もあるはずだ。そうした場合に必須となるのがイヤフォンやヘッドフォンだが、長時間の装着は耳が疲れたり、かばんの中でかさばったりすることにストレスを感じる人もいるだろう。

 そういった状況の人に役立ちそうなのが、折りたたんでコンパクトに持ち運べるヘッドセット「Jabra Evolve2 65 Flex」だ。GNオーディオジャパンが4月に発売した製品で、直販価格はヘッドセット単品が4万2790円、充電スタンド込みが5万1260円(共に税込み)となっている。

photo 「Jabra Evolve2 65 Flex」

収納に困らない、本体も軽い

 Jabra Evolve2 65 Flexは、業務用ヘッドセット「Jabra Evolve2」シリーズとして、はじめての折りたたみに対応したモデルだ。折りたたむと非常にコンパクトに持ち運べる。一般的なオーディオ用ヘッドフォンでも折りたためるものはあるが、Jabra Evolve2 65 Flexはそれらと比べてもコンパクトで、重さも公称で約136g、実測で138gと軽量だ。これならカバンに入れても負担になりにくいだろう。

photo Jabra Evolve2シリーズとしてはじめて折りたたみ式となっている
photo ソニーの「WH-1000XM4」(右)と並べると、一回り以上は小さい
photo Jabra Evolve2 65 Flexは厚みも108mmとかなり薄い

 一方で、本体がコンパクトでも収納ケースがかさばってしまっては意味がない。その点、Jabra Evolve2 65 Flexはフェルト素材の専用ケースが付属しており、収納状態でもコンパクトに収まる。これなら安心してカバンに入れて持ち歩けそうだ。

photo 専用の収納ケースが付属する。ヘッドセットを含めた実測の重量は183gと軽い
photo Bluetoothアダプターを収納するポケットもついている

 ヘッドセットとしての主な仕様は、下記の通りだ。

  • スピーカーサイズ:28mm
  • スピーカー周波数範囲:20Hz〜2万Hz
  • スピーカー帯域幅通話モード:150Hz〜6800Hz
  • マイクのタイプ:2アナログMEMS/4デジタルMEMS(ステレオ)
  • マイク感度:-38dBv/Pa(アナログ)/-26dBFS/Pa(デジタルマイク)
  • マイク周波数アナログ20Hz〜1万Hz|デジタル20Hz〜1万Hz
  • 対応コーデック:SBC
  • その他:ANC(アクティブノイズキャンセル)、ヒアスルー対応

 コンパクトサイズのヘッドセットということもあり、イヤーカップは小さめだ。長時間の装着でも疲れないように「Jabra エアコンフォート テクノロジー」と呼ばれる新設計の内側素材を採用している。既存の素材よりもソフトな触感が特徴だという。

 実際に装着してみると、頭を押さえつけられる感じはほとんどなく、耳に軽く乗せているという感覚だ。Jabraの公式サイトでは「装着しているのを忘れてしまうほど」という記載もあるが、正直にいえばそこまでには到達していないように思う。

photo パッドは非常にソフトな素材となっている
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