Apple、「macOS Sonoma」配信スタート ウィジェットやスクリーンセーバーなどを強化

» 2023年09月27日 14時38分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 Appleは9月27日(日本時間)、Mac向け最新OS「macOS Sonoma」の配信を始めた。主に2018年モデル以降のMacBook Pro/Airなどにインストールできる。

photo macOS Sonomaをインストールできるのは、2018年モデル以降のMacBook Pro、MacBook Air、2019年モデル以降のiMac、2017年モデルのiMac プロ、2018年モデル以降のMac mini、2022年モデル以降のMac Studio、2019年モデル以降のMac Proだ

デスクトップウィジェットの追加

 新機能として、デスクトップにウィジェットを配置できるようになった。リマインダーの完了ボタンやメディアの再生・一時停止など、ウィジェット上に表示されるボタンで直接操作できる。「Continuity」と呼ばれる機能を使うと、iOS向けに作られたウィジェットも使用できる。

photo デスクトップに表示できるようになったウィジェット

シームレスに壁紙へ移行するスクリーンセーバー

 アニメーション要素が含まれる新しいスクリーンセーバーも追加した。Macの起動後、ログイン画面の状態でビデオがスタートし、ログインするとビデオがシームレスに静止画の壁紙に移行するという。

 スクリーンセーバーには「香港の広大なスカイライン」「アリゾナ州モニュメントバレーの砂岩のビュート」「北カリフォルニアのソノマのなだらかな丘陵」など、世界中の風景のスローモーションビデオが使われている。

ビデオ会議で自身の姿を投影資料に合成

 ビデオ会議機能も強化した。「プレゼンター オーバーレイ」と呼ばれる機能では、ビデオ会議アプリで投影する資料に自身の姿を重ねて表示できる。手のジェスチャ操作によって「風船、紙吹雪、ハート」などの3D効果を画面上に表示させることもできるという。

photo プレゼンター オーバーレイの動作イメージ

その他、Safariの機能強化、ゲームモードなど

 他に、Safariで職場やプライベートなど状況に合わせて閲覧モードを切り替える機能や、ゲーム動作時のフレームレートを安定させたりワイヤレスゲームコントローラーやAirPodsの動作を最適化させたりするゲームモード、文字入力のオートコレクト機能の改善、画面共有アプリで応答性を高める高帯域幅接続時の高パフォーマンスモードなどを追加している。詳細はAppleのニュースリリース(英語)で確認できる。

photo ゲームプレイに最適化するゲームモードを搭載した

 さらにmacOS Sonomaには60件以上のセキュリティアップデートも含まれている。詳細はサポートページで確認できる。

 macOS Sonomaをインストールできるのは、2018年モデル以降のMacBook Pro、MacBook Air、2019年モデル以降のiMac、2017年モデルのiMac プロ、2018年モデル以降のMac mini、2022年モデル以降のMac Studio、2019年モデル以降のMac Proだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー