電子ペーパーに必要となる「リフレッシュ」や「表示モードの設定」について解説します。リフレッシュとは、電子ペーパーはどうしても前の表示の残像が残ってしまうため、それを全て書き換えてキレイにする処理のことです。表示モードの設定は、表示体験を高めるために「テキスト」「画像」「動画」など、それらに適した描画となるように調整する設定です。
これらは意外と頻繁に使う機能となりますが、DASUNG253U-Fはディスプレイ前面に物理ボタンが配置されています。手の届きやすい位置にあるので非常に便利です。
BOOX Mira Proはディスプレイ横に配置されています。私のマルチディスプレイの配置の仕方だと横の画面とバッティングして押しづらいのです。専用ソフトウェアでPC/Macからでも操作できますが、この手の処理は物理ボタンの方が好きなので少し残念なポイントでした。
また、横向き・縦向き、高さ位置を簡単に動かせる付属のスタンドもあります。もちろんVESA(100×100mm)にも対応しています。なお、表示向きの設定はOSで行います。縦向きにしたからといって自動で表示が切り替わるわけではありません。
端子が豊富なのも素晴らしいです。ただし、USB Type-C接続で端末への給電はできません。そこは惜しい点かなと感じました。
そして、ありがたいのがフロントライトの存在です。フロントライト非搭載の電子ペーパー端末は明るい部屋であれば問題ないのですが、夜など照明を暗くして作業する時は画面が暗くて見づらいのです。DASUNG253U-Fはフロントライト搭載(DASUNG253Uシリーズは、曲面/平面とフロントライトの有無で計4モデルあります)。もしこれから入手される方であれば、フロントライト搭載モデルを選択されることをオススメします。オフにもできますので、搭載されていて困ることはありません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.