さて、電子ペーパーディスプレイとして実用レベルにあるDASUNG253U-Fですが、怖いのがこの先の進化です。
電子ペーパーという特性から、通常のディスプレイだと売りになるような「高リフレッシュレート」や「色鮮やかな表現」を実現するのはなかなか難しいことでしょう。しかし、想像できそうなのが「カラー化」「より大型なサイズの登場」「タッチパネル化」です。
タブレットサイズのBOOX Tab Ultra C Proのように、そこそこ色合いが判断できるレベルのカラー電子ペーパーは実用化されてきています。ディスプレイとして色の表現が豊かになるにこしたことはないでしょう。
また、25.3型と言わず、34型から42型くらいの大きさであっても、発色しない電子ペーパーであれば大きな圧迫感はありません。43型ディスプレイをメインディスプレイとして使っている私からすると、普通に使いこなせるサイズです。
タッチ操作が必要なのかは賛否ありそうですが、もしスタイラスペンにも対応したらどうでしょうか。ディスプレイ用途以外に、本当に紙のように使える大型ディスプレイになりそうです。その場合は、机に平面に置きたくなるかもしれませんね。
今回レビューしたDASUNG253U-Fは高価であり、気軽に買える価格ではないと思います。上述の機能が搭載された場合の価格がいくらになるかは想像がつきませんし、いつ発売されるかも予想できませんが、頭の中ではイメージがつくがゆえにいつ購入するかは非常に悩ましいかもしれません。
しかし、眼精疲労などに深刻なお悩みをお持ちの場合、電子ペーパーディスプレイを使ってみるというのは大きな効果を得られる可能性もあります。。導入が早いほど体への負担は少なくなりますので、「欲しいと思った時が買い時」な商品なのかもしれません。気軽に試せるレンタルがあると、もしかすると普及に弾みがつくかもですね。
(製品協力:SKT)
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