試用したDASUNG253U-Fは曲面タイプです。しかしカーブ具合はかなり緩やかで、最初、曲がっていると思わなかったほどです。正面から見ても、曲がっているようにはほぼ感じません。
個人的にはフラットタイプで問題ないのでは、と感じました。40型クラスの巨大な横長ディスプレイだと曲面のメリットが出てくるかもしれませんが、25.3型程度だと必要性をあまり感じません。
基本的には、電子ペーパーディスプレイ「のみ」では業務に支障が出ます。複数のディスプレイを使うことになるでしょう。これは経験上ですが、複数のディスプレイを利用する場合、曲面タイプが混ざっていると画面が曲がって見えることがあります。そのため、私はどれだけ画面が大きくてもフラットタイプを選択するようにしています。この辺りは好みが分かれる部分なので、よく考慮いただければと思います。なお、曲面タイプの方が2万円ほど高くなります。
電子ペーパーなので、読書するには最適です。DASUNG253U-Fはいわばただのディスプレイなので、スマホとの接続も容易です。例えば、USB Type-C端子を備えたiPhone15シリーズであればケーブル1本で接続可能です。iPhoneの場合、縦横比率の問題で上下余白が生まれますが、それでも十分大きなサイズです。巨大な電子ペーパーに書籍を映し、手元で操作できる。実はこれ、お気に入りの使い方です。
画面比率でいくと、近しい比率のタブレットを接続した方がよいかもしれません。Galaxy Tab S8 Ultraを接続したところ、以下のような表示になりました。
もちろん、PCやMac上で電子書籍を開いても問題ありませんが、タブレット等だと手元でスタイラスペンを使えるタイプも多いのでさらに便利です。その辺りは何が一番使いやすいかになるでしょう。
ここで、電子ペーパーディスプレイを使うコツを少々ご紹介します。解像度が高く文字を小さく表示できるため、できるだけ自分とディスプレイの距離は近くした方が使いやすいです。近くに置いてもまぶしくないのでそんなに抵抗はないかと思います。ディスプレイに近づくことで、前面のボタンに手がすぐ届くのもポイントです。
ただし、電子ペーパーディスプレイのみで仕事の全てを満たすことは難しいため、手元にノートPCを置き、必要に応じてどちらの画面で作業するのかを使い分けるのがオススメです。非常にコンパクトな空間で、大きな画面を活用して業務することができます。
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